LINNのファブリックを纏ったスピーカーの魅力に再注目して、店頭にシステムをご用意いたしました!
秋の入り口を思わせるこの装い。
イギリス、グラスゴーのファブリックや壁紙を専門としたデザインブランドTimorous Beastiesとのコラボレーションのファブリックは、中々手応えのあるものも多いのですが、空間にマッチするととっても素敵。
ファッションシーンなら、アントワープのDries Van Notenにだってこんな柄のコートやパンツがありそうです!?
<Timorous Beasties>
2階の辛子色の絨毯とマホガニーの棚(本当はミニゴンライクなスピーカー)、カーキのスパニッシュチェアとピッタリでした。
このスピーカーの中にそれぞれの色が入っているので空間を繋げてくれる。
先日も、真っ黒のSeries5 530があまりにスタイリッシュだったので、<ブログにアップ>しましたが、ファブリックを変えるのは簡単で手元でかえられるので、季節ごとに衣替えしたり、お引越しによって変えたり・・。
デザインのことばかり言いますが、LINNのデジタル伝送EXAKTテクノロジーを使ったシステムなので、見た目以上に音質にはこだわりがあります。
3ウェイスピーカーで、ウーファーはスピーカー底面に設けられた20㎝ユニットがタンデム駆動するというアイソバリック方式をとっていて、低域の量感も多く、映画なら2chでも十分楽しめます。
<LINNのISOBARIK方式>
ちなみに付け加えると、ISOBARIK方式は確かに低域の量感が多いのですが、駆動するのが中々難しいスピーカーで、しっかりウーファーを制動できるアンプでないと、ちょっとモタモタしてしまう場合があるのですが、そこはEXAKTスピーカー。
アンプの直前までデジタル伝送して、デジタル領域でクロスオーバー歪を限りなくゼロに近づけ、左右のユニットの個体差や左右スピーカーの出音のタイミングなどを合わせているので、位相も良くて低域も出る、そしてスタイリッシュ・・という才色兼備なスピーカーなのです。
クラシック音楽の大編成などはもちろん悪くないですが、ここは美音に聞かせよう・・というようなお愛想の良いタイプではないので、今日聞いた中で個人的にお勧めなのはYMO、ビョーク、マッシブアタック、ブライアン・イーノ、Coldplay、Daft Pank、パーカッションのKUNIKOさん、ブラッド・メルドー、ポール・マッカートニーの最近のアルバム、くるり、宇多田ヒカル、、などなど。
ちょっとキレのある録音や音楽で、キリっと聴きたいものなど抜群に良いですし、クラブミュージックみたいなのはドンシャリでなく洒落た感じでノリノリに聴かせてもくれます。
音楽に集中して入り込む・・よりはずっと鳴らしていて気持ちいい・・というタイプですが、どんなうるさめの音楽でもずっと鳴らしていて疲れないので、費用対効果は結構高め。
ちなみに「疲れない」は、音が丸くなって疲れないのではなく、キリっとしているのに歪感が凄く低いので疲れないという意味。
どこかのビールのCMに「丸くなるな★になれ」ってありますが、これは隠れ★(スター)なシステムです。
(そういえば、デビッド・ボーイの★も合っていた)
<LINN Series5>
価格はちょっとそれなりです。。。
組み合わせるヘッドユニット(EXAKTLINK接続)は中古品・特価品たくさんあります。
(竹田)