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LINN KLIMAX DSM3のUTOPIK電源アップグレードで久々のお伺いでした。

モニターレッド搭載の英国オリジナル箱Tannoy GRF。
アンプはOCTAVE V16+Super Blackbox。
そしてプレーヤーがLINN KLIMAX DSM3です。

今回はこのDSM3をUTOPIK電源アップグレード。
(機械の写真を撮るのを忘れましたので・・(前回のご納品))

交換後、曲を流し始めたお客様が「えー」
手始めにかけたのは聞きなれた曲ではなかったのに、土台がすごくしっかりしているのがわかると。
「以前はこういう音は出ていなかったなぁ。
その土台の上に音がしっかりのっていますね。」

KLIMAX DSM3というのは、音が隅々まで行き渡る・・(宿ると言ってもよいかもしれません)のですが、その深さが更に深くなったようにも感じました。GRFでこの差が凄く大きく感じられました。
LINNの最近のアップグレードは、LP12の軸受けKarousel以降だったか、ずっとこういう感じ・・地に根が生える、盤石になる・・があります。

「OCTAVEのSuper BlackBoxの時もそうでしたが、電源の大切さは身に沁みて感じますね」
聴いていらっしゃる横で、メジャー片手に立ったりしゃがんだりしてあちこち測りまくっていた白川の仕事も終わり、オプティマイズ。


斜天井になった壁や梁、折り上げ天井、出窓など満載のお部屋で、オプティマイズの入れ甲斐もあるというもの。
更には、お客様のリスニングポイントのすぐ後ろにキッチンとのパーテンションになる壁(下の写真の一番手前)が設けてあり、これを入れることができたので、今までのオプティマイズとは比べ物にならないくらい、効果が変わりました。


その効果の差は・・・

お客様は1800年代の植物画の版画をお持ちで、更にその版画をもとに複製したものもお持ちでした。
複製のほうだけ見ていても全くわからないのですが、オリジナルの版画と比べると、オリジナルのほうが色は薄いのですが、
立体感があり、繊細さが表現で来ていて、そしてふくよかで可憐。
比べて観なければ到底わかるものではありませんが、比べると複製は平面的に見えてくるのです。

オプティマイズの効果はこのような違いがありました。
肌触りが変わる感じ。

最後に、左右のお部屋の差を埋めるために片側に入れていた吸音材もいらなくなってしまいました。

普段はあんまりこういうことを納品例で書きたくないのですが、今日は言っちゃうな。
「いやーこのアップグレードは、お買い得だったなぁ!!!機器買い替えたくらい違う!」
(竹田)

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