お客さまとお話ししていて、気づかされることって多々あります。
今日もそんなことが。

NuForceで以前大フィーバーした手の平サイズのアンプICONアンプをお使いのお客様。

JBL 4425をこのアンプで鳴らしているんだけど、意外とよくて。
わかります、わかります。
私もしばらくJBL アクエリアスをそれで鳴らしていましたもの。
手のひらサイズで、何倍も大きなスピーカーを鳴らすという小気味の良さに加え、驚くほど素直な鳴り方で、とても良い製品でした。
言わば、オーディオ業界の柔ちゃんの一本背負いだったのです。

残念ながらその後生産終了となり、後継機はこの２.５倍くらいのサイズとなり、小型ながら多少一般化した感じと、その後のNuForceの音の傾向が少し線が細い感じになりました。

大きな会社に買収されたNuForce。元々のスタッフが、その後たちあげたのがNuPrime。
NuPrimeの音を聴いていると、NuForce初代のアンプIA7を思い出します。
口コミで広がった、小型で駆動力抜群・・音楽性に富んだアンプでした。どれだけの人がこのアンプの存在を喜んだことか。

そんなことを思い出しながら、お客様とお話ししていた中、
「ICONで十分何だけど、もう少し良くならそうとしたら何かある？？」
愛用しているICONに代わるものというと、そのコストパフォーマンスに加え、意外性、それから音楽性も重要要素。
それを超えなければ意味はない、でもそれなりの価格のアンプで鳴らすのもつまらない・・・という感じ。
これは意外と少ない選択肢です。

でも、Nuprime IDA8なら・・・。
IDA8は、ICONのように小さくはないし、13万円のアンプで、その価格ならいくつか選択肢もあります。
でも、IDA8ってものすごくいい鳴り方するのです。
特にDavoneや、JBLなどとは相性抜群ではないでしょうか。
この組合せで聴くロックやポップス、あるいはクラシック音楽は、とてもいい塩梅で粘りと爽やさが同居していて、すごく痒いところに手がとどく鳴らし方をしてくれるのです。

以前、とりあえずサブ用にと買われた方も、あんまり鳴るんで面白くなって、ご自宅のスピーカーあるもの全部鳴らしてみたと仰っていました。中でもとりわけJBL ランサーを鳴らして良かったと言う話がありました。
今日はDavone Tulipがとってもよく鳴っていて、ついいつもいつもLINN MAJIK DSMで鳴らしてしまうけど、これもいいなぁと、気付かされた次第。

やっぱりオーディオはやってみないとわからないものですね。