サウンドクリエイト・オリジナルのTru-Sonic E4レプリカのご納品でした!
素敵!!
1956年に設計・発表されたTru-Sonic(トゥルーソニック)のイームズ・スピーカー・シリーズ。
家具デザイナーのチャールズ・イームズによってデザインされたキャビネットに、Tru-Sonicのハイスピードな同軸2ウェイ120CXを搭載する・・という、デザインと音質を高い次元で両立させたスピーカー。
写真のスピーカーは、E1からE4の4つのモデルのうち最後のE4となります。
回転式のベースなど、一目でイームズのラウンジチェアの影響とわかりますよね。
イームズのデザインとあって、オーディオのマーケットには待てど暮らせど全く出てこない逸品。
しかし、Tru-Sonicのユニットはある・・そこで、サウンドクリエイトではキャビネットを少しだけ小さくしたものを作ってしまったのでした。
昨年作っていたもう一回り横に大きいモデルE2のレプリカをご覧になられたお客様がまたご来店して下さり、E2よりもサイズ面で置きやすいE4を聴かれ、音も気に入られご注文となったのでした。
突板はチーク材をセレクト。
キャビネットと同じマホガニーにされるかどうか悩まれ、全部マホガニーだとちょっと重くなるかも・・と選ばれたチークは軽快でお部屋によく馴染んで大正解!となりました。
室内には国内外の工芸品や、民芸品などがとっても素敵に飾られていました。
20年の間に少しずつ集めてきたもの・・とのことで、お客様の「眼」によって迎えられたモノたちは、なんとも素敵なハーモニーを奏でていました。
その中にこのスピーカーが入るのは、元がイームズのデザインとはいえ、嬉しいこと!
お客様から夜の雰囲気のお写真とその後のお便りをいただきました。
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デジタル時代にさしかかったレイ・ブライアント・トリオの”Today”が低音が強調されて、rare groove のレコードか?と思わされたり、シェリー・マンの”2.3.4”が録音が良過ぎて、演奏がかなりアブストラクトに感じられたり、発見があって面白いです。
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これまでは現代スピーカーをお使いだったお客様ですが、ハンク・モブレーなどのモダンジャズや、60⁻70年代のロック、ソウル、ブルースを中心に聴かれるので、音もお好みにピッタリハマったご様子でした。
パズルの最後の1ピースだったか、はたまたこれからも「眼」によって迎える幸せなモノたちが後を続くのかは、またお話し伺いたいところです。
(竹田)