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昨年のことになってしまいますが、PIEGA COAX411をご納品しました。
お客様はご遠方の方で、近隣にオーディオショップがなく、Youtubeで聴かれたハイエンドブックシェルフのスピーカーをご注文されたのち、LINN SELEKTやLP12をお求めいただいていました。
ORGANIKのDACやUTOPIK電源にして、音質が良くなるごとに驚かれていらっしゃいましたが、
一度ORGANIK DACご試聴で上京された折に聞かれたPIEGA COAX411の音が耳に残っていらしたご様子。
音をよくするために、ラックを変え、ハブを変え、これ以上やることはない・・という段になって、「(お手元の)モニタースピーカーはとてもいいけれど、自分は楽しく聴けない。あまり長く使っていないけれどスピーカーを変えたい」。
そして選ばれたのがPIEGA COAX411でした。
ご納品にすぐうかがうことができませんでしたが、必ず後日伺うことをお約束して、先にお送りさせていただくと・・・
「単純に繋ぎ変えただけですが、想像以上にのびやかさや倍音成分が発揮されて、特に女性ボーカルがきれいに聴こえます。元のスピーカーと並べていますが、もう箱詰めします。しかし411は重いです。これ以上は一人では無理です。
でも、買ってよかったです。」
なんでも「買ってよかった」は最高の誉め言葉。
とても安心しましたが、それでもシツコイ性格の私は調整させて頂きたいと主張しまして、お送りから2か月経ってお伺いしました。
遠方まで来て、お時間もいただいて、何にもすることがなかったらな・・・と、ここ最近では心配で多少胃が痛くなるお伺いでしたが(肝が小さい)、結果的には行ってよかった!
とってもいいけれどちょっとPIEGAらしくない曇り空で、調べてみるとネットワーク関係で悪さしているものがあり、それを取り除いて音が晴れやかになるなど。
お客様によると「実は、最近長く聴いていると音が悪くなってくると思って、その度に主電源を全部切っていたんですよ」。
その他は、PIEGAの同軸のリボンユニットは指向性が向性が広いので可能な限り左右の間隔を広げたり、
最近分かった電源の取り方を一部変えたり、オプティマイズの修正をしたり。
その後はそういうこともないようで、
後日「奥行きが出て、何気ない音に気付かされて『ハッ』とする事があります」
と頂きました。
行った甲斐があってよかった(笑)!!
(竹田)