決算セール中、お買い得品としてご案内している製品、1つ1つピックアップしていきます!

今日は精悍なPIEGA Master Line Source 3をピックアップ。
縦に4つ並んだリボン型の同軸ユニットはダイポール型、つまり前にも後ろにも音が放射される設計で、
馬のたてがみの様な音響レンズが背面に出た音を拡散される仕組みになっています。
その音響的なデザインは、165㎝の高さが持つであろう圧迫感もうまいこと回避して、音にも見た目にも抜け感を演出。
ウーファー部は、パッシブラジエーター型で前面のウーファーの真裏に配置。
これらが何を言わんとするかというと、ひとこと「音場型」のスピーカーです。

なので、左右幅をこんなに広げても、スピーカー間にもちゃんと音が埋まり、更にはスピーカーの外側にも音場が広く広がります。
更に、その名の通り「Line Source」として、縦にリボンが1本入ったツイーターで定位も決まる。
定位がよくて音場型で、しかもスーパー軽くて反応の良いリボンのため音が空気に馴染む。
なので、ライブ録音やクラシックの大編成、ストリングスをバックにしたボーカルものなどは、その場で聴いているような気持ちよさ。
PIEGAというと、アルミのキャビネットで「硬い音」という印象をお持ちの方も多いようですが、PIEGAのアルミのキャビネットをたたいても「カンカン」「キンキン」した音はしません。確かに輪郭はクリアに出ますが、音は決して硬くなりません。
更にこのMaster Line Source3に至っては、他のラインアップと異なり、多くのスピーカー同様MDF素材のため、輪郭がアルミキャビよりも多少甘い。
ので、PIEGAのリボンいいけどちょっとカチッとしているんだよなぁ‥という方には、このスピーカーの柔らかい質感は馴染やすいかもしれません。
個人的には真空管アンプよりもトランジスタのアンプの方が合うようには思います。
弊店のお客様でLINN KLIMAX SOLO(従来モデル)で駆動している方も。
私はそのうちNuPrime AMG STA SE、2台で鳴らしてみたいと画策。
以下は、今日聴いた音楽の雑記

上に書いたように音場型なので、クラシック全般はずいぶんいいです。
マーラー、交響曲2番の1楽章、ワーグナー「ワルキューレの騎行」などはもちろんいいですが、ヒラリー・ハーンの若い時のキリリとしたヴァイオリン協奏曲はまた特に良い。
一方で、スティーリー・ダンとか、イーグルスのHotel Californiaはドラムのキレがイマイチ。
ただ、ドラムが全般柔らかいとかではなく、録音との兼ね合いで、ホテル・カリフォルニアは1994年のライブ音源は臨場感に溢れて没頭。
リンキン・パークの「Heavy is the Crown」とかYOASOBI「アイドル」、Vaundy「不可抗力」などは丁度ハマる帯域なのか逆にキレッキレの感じが良く出る。
意外なのは聖子ちゃん。
呉田軽穂(ゆーみん)作曲曲を集めたこのアルバムは良録音だと思うのですが、聖子ちゃんの芯があって純粋で真っ直ぐな歌声のほんのり震えるところなんかが良ーく出ていていい。そして主役をしっかりたてる黒子に徹底したバックミュージックがまた結構いい。
店内の女史と「制服」を聴きながら「カワイ~~」と叫んでいたら、花木が「B面でしょ」と一言。(「制服」は「赤いスイートピー」のB面だった)
ハープ奏者のラヴィニア・マイヤーによる「フィリップ・グラスのEtude」、ブライアン・イーノの「2/1」や、ボズのSilk Degreesの「Harbor Lights」は「ド」はまりします。「Lowdown」はスティーリー・ダンとかと同じ感じでリズム感がもう少し。

ビル・エバンスのピアノが良ければ、当然ブラッド・メルド―の初期のピアノも意志を持った音色で内省的に響く。
テノールのヴンダーリヒ、メゾ・ソプラノのオッター、ハスキーボーカル、スウェーデンの歌姫スールヴァイグ・シュレッタイェルはリボンのコアキシャルユニットの独壇場。
マイルス、チェット・ベイカーなど、なんとなくサックスよりもトランペットがよく合う感じ。
宇多田ヒカルは良くて椎名林檎はちょっとPIEGAの帯域が伸びすぎるせいか、合わない感じ。
以上、とても雑ですが試聴レポートでした。
(竹田)









