映画館に久々に行きました。
昨年の「シングルマン」以来。
観に行きたい映画は多々あります。(「私を離さないで」とか「ブラック・スワン」とか「英国王のスピーチ」とか)
・・・が、「寝っ転がりながら観たい」とか「途中で自由に席を立ちたい」とか、我儘な性分で中々映画館に行くということが大変だったりします。
「Somewhere」は、ソフィア・コッポラ監督の最新作品。(ゴッドファーザーのフランシス・フォード・コッポラの娘。パートⅢでは主人公のマイケルの娘として出演)
「ヴァージン・スーサイズ」
「ロスト・イン・トランスレーション」
「マリー・アントワネット」
で、今回の「Somewhere」。
いずれも3,4年おきに製作されています。
この監督の作品は、色々な批評を見ていると、いつも賛否両論。
主に女性誌では賞賛されていることが多いので、女性向けなのかもしれません。私も女子2人で出かけましたが観客も女子が多かったかな。
(ヴェネチア映画祭では、金獅子賞受賞しています)
私は・・・と言うと「賛」でも「否」でもなく・・・。
映画に入りこんでしまう感じはなく、何かを得る・・・という感じもなく、ロードムービー的な感覚で観ておりましたが、カメラワークが凝っているな、と。
説明の少ない映画なのに、状況をスムーズに観客にわからせるところだとか、登場人物の感じていることがストレートに入ってくる感覚には、「さすが」と思います。これはどの映画においても同じ。
こういうところ、映画畑で育ってきた人の作る映画だなぁ、と思います。
作りが丁寧。
友人はとてもはまっていて、映画の後の「あのシーン」「このシーン」という映画談議に花が咲きました。(談義という程のものではないか・・・。ガールズトーク?)映画に出かけて何が楽しいかって、これですね!
・・・なんて、書いておきながらそろそろ劇場では終了の予感です・・・。
(竹田)