色々悩まされていたTANNOYコーネッタでしたが、ずいぶん鳴りがよくなって参りました!
きちんとご紹介致しましょう!
TANNOY コーネッタ
幻のコーネッタとも言われる、このスピーカー。
元々、「コーネッタ」という名のスピーカーは、アメリカタンノイで四角い箱で作られていたものがありますが、そのスピーカーと特に縁があるわけではなうようです。
ステレオサウンドの1976年発売号で、その当時手に入りやすかった295HPDを使って、なんとか家に置けるサイズで、あこがれのTANNOYオートグラフに少しでも近いものを・・・ということで企画されたキャビネット作成によるものが、このコーネッタ。
当時からとてもよい鳴りっぷりで、「幻のコーネッタ」とまで言わしめたスピーカーなのです。
サイズは、こんな感じ。オートグラフは高さが1500以上ありますし、横は1080、奥行き670ですから、それからするとだいぶ小ぶりですね。
(Legatoに入っていますしね)
(Legatoに入っていますしね)
それでも現代のスピーカーと比べると十分大きい感じはしますが、コーナー型の賢いところで、これが意外と圧迫感が無いのです。
ちなみに、295HPDと上に書きましたが、この個体にはモニターゴールドが入っています。
10インチのモニターゴールド。マグネットカバーがゴールド色のため、こう呼ばれます。
マグネットはもちろんアルニコ。67年から74年ごろに作られ、このコーネッタの頃にはすでにHPDシリーズになっていました。
雑誌の企画でHPD295を使っていたのは、そもそもモニターゴールドに音色が近いことなどの理由だったので、モニターゴールドが搭載されているのは願ったりかなったり。
ちなみに、この大きなキャビネットに、なぜもっと大きなユニットにしないのか?
と思ってもみたりしますが、この10インチを使っているところがこのスピーカーの魅力的な部分のようです。
このスピーカー、大型スピーカーのゆったりした鳴り方はするものの、キレ味がよくて、生々しさがあります。
今は、調整はフラットにしています。下手にいじらないほうがいいことがよくわかりました。
これはあえて10インチのユニットにして、バスレフ型にしているのが正解だったのでしょうね!
下はネットワークの部分。
これはあえて10インチのユニットにして、バスレフ型にしているのが正解だったのでしょうね!
下はネットワークの部分。
アッテネータは、背面につけています。
これについては、入荷した当初苦労させられました。
(5月11日の記事参照)
(5月11日の記事参照)
サランネットを外してみます。
キャスターがついているので、動かすのに不便はありません。
このサイズだとさすがに・・・。
重量は測っていないのですが、キャビネットの中身をみても目一杯はいっているわけではないので、簡単に動かせます。
キャビネットは米松で、外装の仕上げはチーク。
店頭では、MAJIK DSMはお手のもの。
SNEAKY DSMでも十分に鳴ってしまいました。
ずいぶん魅力的に鳴ってきたね、と以前にいらしたお客様にも言って頂き、可愛がって育てております。
価格 ¥850,000(外税/ペア)
※本店にはHPD295搭載のコーネッタがあります。