Tannoy完全オリジナルのAutograph(モニターゴールド搭載)が入荷いたしました!
たたずまいがなんだか違う。
待ちに待ったオリジナルオートグラフ。
早速鳴らし始めました。
す、す、素晴らしい~~~!
胆石が動いて具合の悪い花木が、家に帰れと言っても「すごい、いい」と帰らずにオートグラフの音を浴びていました。浄化??
しかし、だんだん、少し左チャンネルに違和感?
音圧が低いような・・・
ヴィンテージにはよくある、旅の疲れ、50年分の垢落としが必要です。
お掃除して、一段とよくなるのです。それもひとつの楽しみ!
いつもやっていることではありますが、今回はオリジナルの細部までご覧に入れます!?
さあ、開けてみましょう!
リフレッシュの時間です。
ネットワークからスピーカーターミナルへの配線の接触を確認。
ちょっと緩い・・
ケーブルを外して線を剝き直しテンションがかからないように結線。
これで良くなったかも!!
スピーカーを起こして鳴らして、まだもう少し何かあるかな。
(しかし、それでもイイ音というのはどういうこと!?)
ネットワークの増し締めや、各部の増し締めを見ていきます。
ゴトゴトと車に揺られてくるので、ネジは多少緩むこともあります。
かと言って何度もやり直したりするとネジ穴が緩くなったり、力任せに締めすぎてパキンといくこともあるので、慎重に慎重に。
ホーンも取り外し、内部の端子類を増し締めします。
ネットワークからの配線が干渉がないように配線をスムーズにしたり・・
エンクロージャー内部のアッテネータのネジが結構緩んでいました。
この増し締めは大きな原因でした。
底板に取り付けてあるキャスターの金属部分にネットワークからのケーブルが触っているところなどもあり、これも紙テープで固定してケーブルが触らないようにすると、また良くなる。
今のスピーカーも基本構造は変わらないと思いますが、現代のスピーカーの中をあけることはほとんどありません。ヴィンテージスピーカーをこうして触っていると、音の道、信号の道を感じられて、なるほどと思うことはしばしばあります。
脱線した話を、本機に戻します。
このキャスター、見てください。
オリジナルですね!?
初めて見た!!! 綺麗!!!
オートグラフ、キャスターで結構音が変わるのを体験済みです。
キャビネットの造りに合わせてずいぶん色々試してきましたが、これは貴重な資料だなぁ。
ネジも当時のまま。
タグも両チャンネル共についたまま。(保護のため、カバーしています)
どこを見ても素晴らしいモノです。
最後に、接点不良箇所がないか、チェック。
これが、一番大事なこと。
ちなみに、オートグラフは、ユニットの種類とエンクロージャーで詳細かなり異なります!
要注意です。