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この「弊店のお勧めする正しい接続」では、度々、アースを取らないで~とお伝えしています。
アースを地面に落とすこと自体が間違っているわけではないのですが、アース工事によって落ちやすい/落ちにくいがあり、
サウンドクリエイトの25年間では、金野や花木がアース工事までしたり、秋葉原店舗ではベランダにアースを落としたり、仮想アースの様々なモデルを試したり、Legatoではビル横の地面に2か所アースポイントを立てて、湿気があるときはAのアース、乾いているときはBのアースと入れ替えたりしたうえで、いかに安定しないかを実感した上で、もっと安定する方法として編み出したのが「弊店のお勧め・・」なのでした。

そもそも、機器同士は、インターコネクトケーブルでつながり、更に電源も最終的には分電盤に繋がるので、大きなループができるのですが、そのループを極力起こりにくいように、機器同士の干渉が少ないようにしていくのが、この接続の仕方です。

オーディオ機器は、シャーシ、電源アース、RCAのマイナスがどのようにつながっているか、
シャーシだけ浮いているとか、抵抗を介しているとか・・数パターンのうちのいずれかに属します。
その属性みたいなものを調べて、機器同士をつなぐときに、RCAケーブルなのか、シールド切なのか、アースをプリに戻すのか、シャーシ同士のアースを繋げるのか、そのようなことが決まってきます。
(バランスケーブルで接続するのは、バランス接続しかできない機器の場合。RCA端子があったら、RCAで接続する。)

上に書いたように、オーディオはインターコネクトで繋がっているので、3ピンのタップに機器を全部挿したりすると、それこそループの嵐。電源を投入し、鳴らせば鳴らすほどループしていくので、「なんか疲れる」という時はアースループが起こっています。

壁コンセントにすべての機器を接続するのも、それはそれで分電盤を介して、おおきなループを作ります。

電源を1本のパワーレールにして、数珠繋ぎにしていくのは、その干渉を防ぐためです。
接続イロイロに関してはこちら

弊店は1つの分電盤に、5,6システム接続しているので、どこかの接続が間違っていたり、アースループを起こすと、全ての部屋の音が悪くなります。
悪くなるとはつまり、低域が引っ込んだり、ボンついたり、高域が歪んだり、低域が出過ぎるように聞こえたり、全体的にうるさかったり。これはアース的に何かがある場合。それこそ様々な組み合わせを試し、赤部屋の音が悪くなったから、どこかがおかしい。じゃあ電源の順序を変えてみようなど、の繰り返しをして男性スタッフは徹夜した日が何日あったことか。

なので、弊店としてとりわけお勧めしたいのは、電源アースは浮かすこと。
それだけでも違いますし、家庭用のコ2ピンのンセントタップなど2つくらい繋いで機器ごとに電源を取ったらまた違いますし、バランスケーブルを試しにRCAかシールド切に換えるだけでも変わります。(XLR/RCA/シールド切のお話しはまたの機会に)

ちなみに、最近の電気法規で、マンションやご新築は、壁コンセントを3芯にする規定になっているそうですが、エアコンなどのアースと一緒になってしまうことは、オーディオにとっては最悪。
可能な限り2芯のコンセントから取るか、オーディオ用に2芯を引いてもらうことをお勧めします!

(竹田)

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