先日AKURATE KONTROL/Kのご自宅デモンストレーションにお伺いさせていただきました。
W様はMAJIK KONTROLをお持ちで、プレーヤーはAKURATE DS、C4200でNINKAをAKTIV駆動されています。
最初にご購入されたのはCDプレーヤーIKEMI、その後にプレーヤーやアンプを少しづつアップグレードされ、今日のシステムに至ります。
W様は大のロック好きです。
デモの前に一度現状(MAJIK KONTROL、AKURATE DS、C4200)で、Deep purpleやLed Zeppelinを中心に、1,2曲ご試聴。
NINKAのAKTIV駆動だけに素晴らしいセパレーションで、低域も音階が追えるほど明瞭で気持ちいい音でした。
W様は「これを聞くと、これで充分いいと思えちゃうんだよな…。これがもっと良くなるの?」
「変わるはずですよ。プリアンプは人間で言う“脳”ですもんね。」と当店スタッフ。
そしてAKURATE KONTROL/Kをご試聴。
「…変わりますね(笑)。まいったなぁ、こうなっちゃうんだ!
今まで少し聞こえにくかった中低域がはっきり聴こえるようになったし、すごく奥行きがでますよね。」
中低域の厚みが増して、楽器や声それぞれが生々しく変貌し、ベースやドラムのキレや抜け感が最高です!!
「日本モデルには、入力部と出力部の双方にAKURATE DS/Kと同型のトランスが搭載されているのですが、これはKLIMAX KONTROL SEにも採用されていないので、僕としては、ある部分はKLIMAX KONTROLを超えた良さがあると思っています。」
ご説明しつつ1,2曲聴き終えたころには、音がより滑らかになって音が壁一面を埋めつくしていき、NINKAの極めてナチュラルな音質と相まって、さらにリアルな音場に。
W様も「これは?これはどうだろう?」とその後も数曲ご試聴に。
私たちスタッフも、W様の選曲される70年代ブリティッシュロックを堪能させていただきました。
すべてを聴き終え、「ここまで違うとは思わなかったなぁ」と、この日本仕様のAKURATE KONTROL/Kにご納得。
デザイン的にもフェイシャーがAKURATE DSと全く同じに揃ったのでよりスタイリッシュになり、
素敵なW様の空間に溶け込んでいました。
W様のとても素敵なお部屋に設置しているシステムの全体写真は、ご納品の際にご紹介させていただきます。
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AKURATE DS/Kの日本仕様につきましては、以前に当店でまとめたものがありますので、
ぜひ下記をご覧ください。ご不明な点は、いつでもお気軽にご連絡くださいませ!
●日本特別仕様のAKURATE KONTROL/Kとは?!
2011年年末に発表の新型プリアンプAKURATE KONTROL/Kに採用された日本用特別仕様。
様々なソース機器を接続するためのプリアンプですが、複数のソース機器を接続することで電源的な相互干渉がおこり、音に悪影響をもたらします。個々の機器の本来の能力が引き出せません。
本来ならソース機器は一台のみの接続が理想ですが、実際は難しいのが現状です。
このAKURATE KONTROL/Kはトランスを搭載することによって、セレクトされた入力以外はすべてシャーシから切り離されます。 簡単に言うと、セレクトされている機器以外は外しているのと近いことになります。
使用方法としては、例えばKLIMAX DS/Kや、AKURATE DS/Kをお持ちの方は、トランスOFF。これはDS自体にトランスが搭載されているため。
また、DVDプレーヤーやBDプレーヤーなどのノイズがたくさん発生しやすい機器の場合には 、トランスONにすることによって、ノイズをカットすることができます。
組合せによっていろいろな設定をすることができ、お使いの環境に合わせて簡単に最適な状態に設定できるのが魅力です。 このシステムは画期的で、今までにないプリアンプ!
世界に向けて発表となった後に、半年にも及ぶ歳月をかけてLINNエンジニアが日本とスコットランドを幾度となく行き来しスペシャルな仕様として完成した特別モデルです。
世界仕様モデルでは、内部にアイソレーショントランスの姿を確認する事はありませんが、この日本モデルには、入力部と出力部の双方にAKURATE DS/Kと同型のトランスが搭載されています。この新しい設計は、フラッグシップ・プリアンプであるKLIMAX KONTROL SEにも採用されていないスタイル。
つまり組み合わせるシステムによってはKLIMAX KONTROL SEを超えた“極限のS/N比”再生の可能性さえ秘めていると言えるのです。
特にINPUTに関してはすべての入力(RCA3系統、バランス2系統)に対して、LAN経由で個別にトランスのON/OFFがコントロールできます。