先日の積む聴のブログに書いたボブ・ディラン「Shdows in the Night」
73歳のディラン、さすがに声が嗄れ声。
でも、声の質がどうこうとかではない、歌に説得力がある。
説得力というか・・・うたごころでしょうか。
その歌がとても大好きで、歌とメロディがディランに浸透していて、それをそのまま出している、聴き手に聴かせてあげている・・・そんな趣。
ライナーノートを読めばおおいに納得。
そういうことを本人が言っているし、ほとんどが1テイクか2テイクで録音され、ライナーノートの言葉をそのまま借りれば「オーバー・ダブも施していなければ、ボーカル・ブースもヘッドホンも使わず、別々のトラッキングも使わなかった」とのこと。
「説得力」はそういうところからきているのか、何か貫いている感じがすごくします。
元から大ファンでずっと追っかけて聴いてきたわけではないのに、1回より2回、2回より3回聴いた方が親しみがわいてきて、「うたう」ことの本質を改めて知るような1枚。
味があって、あぁ、ずっと「うたって」きたんだなぁ、若いときのも聴いてみよう・・・と積む聴CDが増える予感。
ちなみにLPも出ているようで、早速注文!
追記
ちなみに、ライナーノートに、このジャケット・デザインは「リード・マイルス」によるもの・・・と書かれていて、「リード・マイルス・・・どこかで最近聴いた名前・・・」と思っていましたら、小学館から発売されて先日完結した「Jazz100年」というCD付きJAZZの教科書みたいな雑誌の第1号の「ジャケットは語る」のコーナーで紹介されていたその人でした。
お~早速繋がった!
これは、全26巻でバックナンバーも購入できます。
FACEBOOKでは先日ご案内しましたが、私などリラックスして読むのに丁度よい情報量で、大変よいです!
四谷のJAZZ喫茶、いーぐるの店主後藤雅洋さん監修です。