店に四六時中いると、不思議なことが時々あります。
四六時中といっても定休日は基本いないし、
朝は大体準備で10時くらいから、夜は納品やらなにやらで19時過ぎにはいませんが、
気持ちは割と四六時中。
頭から抜けてしまっていたことなどは、
店に居る時よりもリラックスした時に思い出して凍り付くことがあります。
学生時代の怠け者な私を知っている友人が、
そのモチベーションを保てるのは、余程働いている環境がよいのだと言われましたが、
本当にそうだなと思います。
お客様、仲間、製品、店という存在、いろいろいろいろ。
そんなこんなで、気持ちは四六時中。
そうすると、本当に不思議なことがあるのです。
ものすごく長くお目にかかっていない方のことが頭をよぎったらご来店されたり電話がきたりとか。
そういうのは、以前にも書いたかもしれませんが幾度となくあります。
そういう四六時中が滞るときがあります。
自分のことでいっぱいになったりして。
そんなとき、お客様の言葉に気づかされるということが。
年に何回か寄られお話をして行かれる方。
特にこちらの様子を見てお話されるわけではないし、
インターネット環境のない方で、PCや携帯を使われない方。
だからもちろん当ブログもご覧頂いていない方。
細かい質問されたわけではないし、話したわけでもないのに
心のどこかでちょっとだけ思い悩んでいたことの核心を突く話をされ、
終いに
「人間そんなもんなんだよ。
そうやっていくしかないんだよ。
でもそれでいいんだよ」
と仰る。
お客様はもしかすると、ご自身の話をされているかもしれないけれど、
ワタシ自身「(自分で)そこ、気にしていたんだ」と気づかされるくらい。
お客様の、「詳しいわけじゃないよ?よくわかんないけど、ただ好きだから聞いてんだよ」
(と言いつつよくご存知。だけど本当に好きだから知っているみたいな感じの話し振り)
と、屈託なくお話になるのを聞いていると、心がほぐれていきます。
そうやって時々なにかがなにかをこの店に派遣してくれて、
気づかされ、Legatoという店にまた自分が根付いてゆくのを感じます。
店は生き物なんだよなあ。
これは、並びの行きつけのカフェの「Bar del Sole」のカプチーノ。
珍しく「今日はウサギ書いてみました」
こういうのにも癒されております。
Legato EYES