マーラー5番の4楽章をリクエストされ、NASに入っているデータをSEKRIT DS-IとPIEGAで再生。
「いいね～これ誰の演奏？」
「はいはい、これはですね、これは、ん、えーーっと、あれ、あ、わからない・・・」

色々な人が思うままに入れている店頭のNASでは、時々こういうことになってしまうことが。
今回は、アルバムジャケットまであるのに、アーティスト名はMahlerとだけ入力されており、誰の演奏かさっぱりわからない。
しかも、アルバムジャケットにもMahlerの5番以外の情報はクリムトの絵だけ。
手掛かりはアルバムジャケットと録音年のみ・・・。
AmazonでMahler5番で検索しましたが、同様のジャケットは全く出てこない。
その場に居たスタッフで、アルバムジャケットに演奏者の名前が入っていないということは全集かコンピレーション版だろうと推測し、検索方法を変更。
タグ情報を見れば、演奏時間はわかるため、インターネットで
「マーラー交響曲5番」「演奏時間」と入力し、検索すると・・・
いらっしゃるんですね、几帳面な素晴らしい方が。
マーラーの5番の演奏者、演奏時間、録音年などをデータベースにされている。
その表を見ていくと、あった！！！
エリアフ・インバル、フランクフルト放送交響楽団の演奏！
1986年の録音年というのも合っています。
そして再度アルバムアートを検索してみると、やはりインバルのマーラー全集なるものがあったようで、
このジャケットが出て参りました。

ちょっとしたミステリー。
こんなことも出来ちゃうなんて、インターネットは面白い様なこわいような。
しかし、この盤演奏素晴らしいです。