昨日カセットの話をしたばかりで、今日はCDプレーヤーの話・・・。
DSが超便利で、楽しい毎日なのですが、いつもCDの大人買い(わんこ買い?)をする私には、時として10枚のCDをリッピングし終わる前に、次々聞けるようなCDプレーヤーが懐かしく思ったりします。
そんな今年の始め頃に現れたのがNuforceのCDP8。
私にとっては救世主。
スタイルもスマートで(スマート過ぎてDSの近くに置いているとNASと間違われることさえある)、場所をとらない、あのNuforceサイズ。
それに音がいい!
あまりにもストレースすぎる表現ですが、その通りなんです。
DSに慣れてから、回転音に敏感になってしまいましたが、これは静か。
それにノイズっぽさもありません。
バッファリング方式と言って、CDデータを一度バッファ回路(記憶領域・メモリ)にためてクロックを制御させ、ジッターの低減をはかる。といった作り。
電源はAC電源を使用していますが、これもノイズの混入を嫌ってのこと。
(Nuforceは元々ノイズ対策に大変「ウルサい」メーカーです。だからこそ独自のスイッチングアナログ方式という技術が出来たんだと勝手に解釈しています。)
これはLINNのMAJIK CDも同様だった覚えがあります。
いきなりぶっつけ本番ではなく、一度楽譜読んで頭に叩き込んでから演奏する・・・みたいな感じ。(違うな)
MAJIK CDが発売された時
「なんでシルバーディスクエンジンじゃないの!?」という声が多くありました。でも結果的に音が良く、大変愛されるCDプレーヤーとなったのでした。
MAJIK CDでは自社開発の削りだしのドライブではなく、大量に作られる類のドライブでしたが、回転数早く正確に読み取り、バッファリングして再生するというプレーヤーでした。
その結果、それ以前のIKEMIより大幅に価格が下がり、コストパフォーマンス高い製品としてリリースされたのですよね。
音の傾向に好みの差はありましたが、なんの負けていない、本当にいい製品でした。
私も個人的にMAJIK CDが大好きでした。
強調しすぎない範囲で中域が厚く、レンジをよくばらないながら均整がとれた音場表現で、「音」よりも「音楽」を楽しませてくれるプレーヤーでした。
ですので、生産終了の後「CDプレーヤーのお勧め品を訊かれたら何と答えよう・・・」と思っていました。必ずしも全ての方がDSやPCオーディオというわけでないけれど、やはり自分がいいと思うものを勧めたいのが人の性です。
そこに現れた、本当に素晴らしいプレーヤーがこれCDP8。
高域は滑らかでシルキー。音場のバランスもよく、中域もほんのり厚め。でもクリア。
CDプレーヤーで音楽を聴いて「低域が甘いなー」と感じることも、このCDP8ではあまりありません。(高額な商品はまた別の話)
これでこの価格は・・・。十分すぎるパフォーマンスを持っています。
ちなみに先日ご来店のS様からは、「うちのSACDよりも音がいい!」というお言葉を頂きました。
・・・と、いうわけで、個人的にも使用中!です
Nuforce CDP8 CDプレーヤー
ブラック/シルバー ¥157,500(税込)
毎日ひとつこと