BLOG

ブログを3日も忘れてしまい、冷や汗かきながら言い訳ブログを書いているという初夢でスタートした今年。
冬休みの夢の中でもブログ書いてるなんて、なんて真面目なA型でしょう!

読んだ本のことは書きましたが、見た映画について。
(え?もういいよって?)

この休暇中はまっていたのが、表題のそれ。
なにかって?
アガサ・クリスティの人気シリーズ、「名探偵ポワロ」でございますよ。
(表題は、スーシェ版ポワロが自分の名前を言う時の発音をカタカナにしてみました。違う?)

ただいま、ロードショーでケネス・ブラナー監督/主演の「オリエント急行殺人事件」が上映されていますよね。
こちらはまだ見ていないのですが、これをきっかけに、あちこちで昔の「オリエント急行殺人事件」が話題になっています。

年末にご納品したお宅でも話題にのぼり、観たい気分がムクムクと湧き上がり、その日の内にアマゾンで取り寄せました。

アルバート・フィニーのポワロで豪華キャストの映画版と、お馴染みデヴィッド・スーシェのポワロのTV版。
TV版は、ボックス売りで、「ハロウィンパーティ」「三幕の殺人」「複数の時計」との4枚セット。

見る順番も考えました。
オリエント急行は見比べたいから、スーシェのTV版の他の3つをまず観てポワロという人物に慣れ親しむ。
そして、話題にした人の評価が高いスーシェの「オリエント…」は後回しにして、フィニーの映画を観て、最後にスーシェ。

この順番は自分的には大正解でした。

スーシェのポワロは、70話もあるほど(「オリエント…」は第64話)ですから、役が板についていて、人物描写が細やか。スーシェかポワロかと言ったら、そこにいるのは完璧にポワロ。
神経質なところ、よく名探偵ものでありがちな「わーい事件だよ」みたいなノリじゃなく、自分の生活に事件が舞い込んでくることを完ぺきに仕事と捉えてやっている感じ、集中力の高さ、それによる神経の疲れ、几帳面さ、敬虔なカトリック教徒、あらゆるところに一人の人間、人格がそこに生まれていて、ドラマに奥行きがあり、物語の中に引き込まれます。
D2999301-7002-4DA9-B6C8-85480C0ED9A6
携帯やらインターネットやらのない時代の探偵者なんて、ましてやポワロなんて、今更と思っていたけど大間違い。
ど・はまりしまして、まだこれから観るものが山のようにあるのが、今年の楽しみ。

フィニーの「オリエント〜」は、イングリッド・バーグマン、ショーン・コネリー、ローレン・バコール、アンソニー・パーキンス、ジャクリーン・ヴィセットなどなど、豪華キャストの面々を楽しむ感じ。ちょっと違うのかもしれないけど「群像劇」という言葉が思い浮かびますが、スーシェの方は同じ話でもそうは感じなかったですねぇ。
〇〇扮するバコール、△△扮するバーグマン…と、役者の個性が前面に出ている舞台っぽい感じでした。
636F27FC-B962-4D1E-912F-6091D1172872

同じものでここまで違うと面白い!!
すっかりポワロにはまりました。

とはいえ、明日の休日は、ケネス・ブラナー版を観に行くのでなく、大ファンのコリン・ファースの「キングスマン2」でスカッとしてきます!

コメントは利用できません。