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クラシックの入門本は、多々あり、知りたいから、取っ掛かりが欲しいから、それこそ片っ端から手に取りましたが、イマイチこれと言って、興味をそそられた試しがありません。

内容が簡単過ぎるか、学生の時の音楽の授業の焼き直しみたいか、これだけ抑えればオッケーみたいなマニュアル的か、筆者の文章に共感を得られなかったか(わがまま)なんか、聴きたくなるようなものって、あまりなく、もうこの手はイイやと思っていました。

Brutusのこの雑誌も、本屋で並んでいるのは見ていたけど、またあの手のやつと思っていましたが、せっかく本屋に寄ったのに、各雑誌がこの状況で、発売日が延期や、中止などで、持ち帰るものがなく、とりあえず手にとって開いてみたら、「あら。クルレンティス」。

ベルリンフィルとウィーンフィルとの違いとか、知ったかぶりして何年にもなることについての記事や、指揮者にインタビューした指揮者の大切さとか、既に知ったつもりのことも「へえ」ということがたくさんあり、面白く読みました。

何より聴きたくなるのがポイント。入門の役割って、マニュアル的な解説で頭でっかちを作るよりも、いかに興味をそそる入り口を作るかだとおもいます。あとは勝手に探索させるほうが絶対深入りして、マニアの道を辿れる。

この時期に読むべき雑誌はBrutus。
サウンドクリエイト広告出してるわけでも、内部との繋がりがあるわけでもなんでもなく、ぜひ。

(竹田)

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