こんにちは。白川です。
長らく更新が止まってしまい申し訳ありません。
本日はスピーカー調整のコーナーになります。
第13回、今回のスピーカーは

JBL C45-030(Fullrange:JBL D130 8Ω Hi:JBL 075 8Ω )です。
先日の竹田の毎日ひとつことでもご紹介させていただきました。
ネットワークを使わず、コンデンサでカットするのがブームの弊店ですが、
同じように、最近入ってくるキャビネットに共通して行っていることがあります。
それは吸音材の入れ替え!
↓オリジナルの吸音材

オリジナルのまま使用できる場合は残しますが、60年代当時から入っている吸音材は湿気を多く含み、しっとり。
というとまだ聞こえがいいかもしれませんが、腐っていたり朽ちてしまって触っただけでボロボロ崩れるものも。
実はそのような吸音材が入っていると音も、じっとり肌にまとわりつく感じで、抜けがよくないジメジメな音に!
そのため、約60年間頑張ってきた吸音材に別れを告げ、弊店御用達のホワイトキューオンへと入れ替えます。
(マスク、手袋、店内換気は必須!)


まず、試しにオリジナルの吸音材と同じ場所、同じ量だけ入れてみます。すると、とてもフレッシュに気持ちのいい音が出るではありませんか!!
綺麗な部屋になってのびのびできるのは人間だけではないようです。
そこからマッチのいいコンデンサーのメーカー、容量を試します。

現在はJantzenAudio Superior Z-Cap 3.3μFを使用し、クロスオーバー周波数は約6kHz。
メーカー、容量によって音色が全然違うので、お好みに合わせて音作りができるのもコンデンサーの魅力の一つです。
最後に内部配線用のケーブルをウェスタンケーブルから、こちらも弊店のプチブームBELDENケーブルに変更しました。
すると、濁りが取れてとてもクリアになり、音圧も上昇!下も伸びてもう言う事なし!
ユニットの良さ、キャビネットの特性を最大限に表現できるよう、日々調整を行っております。
是非お近くにお越しの際は、ご試聴にいらしてください。お待ちしております。
(白川)









