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先日、「弊店のお勧めする正しい接続」を導入してくださった方へのご案内をここでも少し・・。

ご自宅にお伺いしたことがなくても、正しい接続で機器を接続していただくと、低域も高域もバランスよく伸びるようになるので、なんとなくお写真だけ頂けば、本当にちょっとしたことですが、この辺こうしてみていただくと、ちょっとよく鳴りますよ・・というアドバイスなどをさせていただくことができます。

今回は例えばこんなことを・・

●ラックに納まったアンプは、四角いものが並んで2台置いてあると、その間でレゾナンスを作ったりします。スピーカー間にラックを置かれている場合は、ラック回りはスピーカーの音圧がたかいので、なおのこと。更にアンプの造りによっては、大きなトランスやコイルをのせていたり、シャーシのシールドが弱かったりすると、アンプ同士で磁界を作ったりもするので、やはりその点からも見てもできる限り離したほうがよいです。
アンプの間に隙間ができたら、そこに拡散するような小さな何かを置いても良いですね。
店頭に小さな動物のフィギュアがありますが、そういうことによく使っていました。
ゴムとか樹脂とか、グリーンとか、ウールとか木とか。
金属系や、陶器はなるべく使わないほうがよいでしょう。

そういうことを考えると、アンプ2台重ね置きなどはできれば避けていただくのが無難。
また、トランスやフォノイコライザーが近いのもよくなかったり、アンプの中の置き方をちょっと見直すだけで音がクリアになります。

●小技ですが、ラックがキャスターなら、キャスターの向きに注目してみてください。
ハの字に広がる様に向いていると、これもまた音が開放的になったりします。
一聴してわかるくらいには変わります。

●TV裏の吸音は度々書いていますが、大画面になればなるほど、壁との間にレゾナンスを作るので、是非。
ウールやカシミアの端切れで、15㎝×20㎝とか、そんなに大きなものでなくてよいので、TV裏の弱い部分(叩くと音が響くあたり)に紙テープなどで貼ってみてください。

ラックの下も効果があります。
ラグや小さな絨毯をラックの下半分くらいに入り込ませるか、もしくはTV前に置くか。
絨毯の前後で音の調整ができます。

それからTVはスピーカー間に置いてあれば反射も大きいので、壁に対してTVが並行になっていること。もちろんラックも。

ポイントは、

・レゾナンス(面と面に囲まれた狭い場所で起こる音の乱反射)をとること。→吸音もしくは拡散させる

・スピーカー回りがカッチリしていること。スピーカー回りが音圧が高く、意外なところまで音が届いています

・スピーカーの位置は、鳴らしていて少し音が窮屈な感じがしたり、低音がスッキリしない場合は、広げるもしくは前に出してみる・・。2-3㎝でも5-6㎝でも広げるのは結構効果ありです。

などなど。

ただし、大前提は電源環境が整っていることなので、まずは電源回りを見直すところから!
(竹田)

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