ピュアオーディオにおいて、ハイレゾは昨今のデジタル再生の重要な盛り上がりの一つですが、ハイレゾが本当に、本当にCDリッピングよりも絶対に良いかは、首をかしげることが多々あります。

それは、好みの問題の範疇もあるかもしれないので、一概には言えないのですが、一概には言えないという範疇の差分がハイレゾとCDリッピングにあって、必ずしもハイレゾなら絶対にイイということではないと思っています。

例えば、イーグルスのホテル・カリフォルニアの192/24が当時HD Tracksで出た時は、音楽の熱が失われた気がしてがっかりしたし、一方ではLINN RecordsのKUNIKOのマリンバや、Beethovenのピアノ協奏曲、他にはHelge Lien TrioのNatsukashiiの低域、Dudamel指揮のベルリオーズの幻想交響曲（CDにならなかったもの）など、ハイレゾならではの良いものも多々あります。

ハイレゾだからイイということはなくて、かといってCDリッピングとくらべてどちらが優れているということもなく、そもそも鳴らす機械によっても違うので、どこをスタンスとするか決めないと、物差しが違って、異なる土俵で話してるということは結構あるので、何が言いたいかというと、自分の耳と好みを信じていきたい！ということでございました。

またこの話、ゆっくりと。