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最近、こればっかり・・・というくらいベートーヴェン7番とラフマニノフ漬けです。
TV番組の「のだめ効果」と思われるのが悔しいですが、(7番はTV始まる前にいいなと思っていたんですもの!)それも大きな要因のひとつであることは否めません。

7番は昨年サントリーホールへ出かけたアーノンクールの指揮のもの。それと最近買ったもので知らない&読めない指揮者Stanisław Skrowaczewskiという人のもの。ジャケットにはその人と思われる白髪のおじいさんの写真が。
もう1枚バレンボイムのも買いました。これは、アーノンクールで予習をし、コンサートへ出かけた私には、趣がかなり違う感じで、これもありかなと思いつつも、あまり熱心に聴くことがまだありません。

店のKATAN AKTIVでアーノンクールので第一・第二楽章を聴いたところ相当良く、細やかなところを表現しつつもバランスがとても良く、顎の奥がじわっと熱くなり甘美な気分。
つい最近大編成の曲を店のフロアスタンディングで聴いて、大きなスピーカー欲しい!と叫んだら、色々な人にKATAN AKTIVにすれば?と勧められ、そういえばいずれと思いつつちゃんと聴いたことないなと思い、休み前に一人試聴に至ったのでした。
KATANやっぱりいいじゃん!と、何だかノッてきてスタニスなんちゃらの7番を入れてみました。買った時あたまをチョコッと聴いた感じでは割と好きな演奏でしたが、どうでしょう・・・。

第1楽章の入りの「始まり!」という雰囲気は大好きでノリましたが、その後何小節かあとのヴァイオリンが妙に刻まれるところは、あまり好きじゃなかったりして。同じ楽譜でもどうしてこうも違うのか本当に不思議・・・と思っているうち、オケの歌わせかたや、ヴァイオリンの音が甘く響いてすごく美しいところがあり、段々聴き入ってしまった私。
ちょこっと聴いて帰るはずが、1楽章まるまる聴いて、興奮!2楽章に入って「ん~、二楽章はアーノンクールのが好きかも」とか色々勝手なこと思っているうちに、「それにしても、これ誰!?有名な人?」とインターネットーを開く私。便利な世の中。

その人の名は「スタニスワフ・スクロヴァチェフスキ」。読めないよ!とつっこみをいれつつ、読んでいるとポーランド出身であることや、幼い頃から才能を発揮していたこと、ピアニストとしても十分活躍できる才能があったこと、第二次大戦中に手を負傷して指揮に専念するようになったことがわかりました。
そして、1番驚いたことは84歳の今日現役でやっていることでなく、この4月から09年3月まで読売日響の常任指揮者になるということ。聴きにいける!

本当に世の中不思議ですが、このCD決して売り出している感じでおいてあったのではなく、「輸入盤」「7番」「持っている人の以外で」という縛りの中で、あったのがアシュケナジーとこの人のもの。アシュケナジーはちゃんと聴いたわけではないのですが、あまり好みでないような気がしているため、この人を選んだと言うわけです。切捨て方式で選んで手元に残ったCDがねぇ・・・。何だか運命を感じるので、今年一度聴きにいってみたいと思います。
(でも実は、全体を通しての演奏はさすがアーノンクールとも思うのです。アーノンクールの解釈にもう少しチャーミングな甘いところが出たらな・・・などと勝手なことばかり考えるド素人です。)
(竹田)

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