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マイルス・デイビス、皆さんは好きですか?

私は、JAZZというものを聞き始めてこの20年ずっと避けて通ってきました。巨人過ぎて。手に負えないと思って。

でもどんなに避けたってオーディオ屋やってたら、自然に聞こえてくるんです。しかもセッティングする時用の一枚にしてたりとか。

自分ごときがマイルスのどれほどのことがわかってるんだ、、と思って、もう絶対好きとか言えない感じだったのですが、この数年、Kind of Blueは家でも聞くようになっちゃって、なんならビル・エバンスのWaltz for DebbyでJAZZの洗礼受けて、エバンスの似顔絵描くほどアイドル的にハマっていたのに、こちらは自分からプレイリストにのせることをしなくなってしまった。

特にFlamenco Sketchが好きで、人に聞かせながら自分が酔うみたいなこともあって、今週末の寺島さんのミュージックバードに、果敢にもマイルスのこの一枚を持っていこうとしている私。

流石に好きだけじゃ通らないと思って、アルバム通して何回も聴いたり、マイルスについてのあらすじを読んだりして、え、そうなの、知らなかったみたいにして知った「クールの誕生」は、ジャケットだけで通り過ぎていたのに今日からお気に入りに。

今日の弊店のミュージックInstagramにも書いたのだけど、やはり1人の人間がしていることだから、どんなに周りから影響受けても芯は変わらない感じがして、「クールの誕生」の約10年後にこの「Kind of Blue」があるわけだけど、片鱗が見られるというか、どこか繋がっている感じがしました。

そんなの結果知った上で試合見るようなものだからなんとでも言えるけど、繋がりは感じるし、Kind of Blueの、聴き手に緊張感強いるわけでないのだけど、それでも研ぎ澄まされた感じは、10年の歳月なのだなとも思う。

わかってないのに偉そうなこと言えないけれども、20年傍から見たマイルス観。

流石にこの仕事20年目に入るので、大御所のワーグナー、マーラー、マイルスとかの門下に今更ながら入ろうとしてる、遅まきすぎる竹田です。(竹田)

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