Audio Accessoryの最新号171号をご覧いただきましたでしょうか???
ユニバーサルミュージック合同会社、社長のインタビューが大きく掲載されていました。
ページを1枚めくると、「社長室のオーディオシステム」として、このシステムが・・・。
そうなのです!弊店でお納めさせていただきました!
ヴィンテージJBL C40 Harknessと、LINN DSM、Nuprime CDプレーヤー、そしてelipsonのターンテーブルを!
事の経緯としては、ユニバーサルミュージックのオフィスが、赤坂から原宿の新しいビルへお引越しされるにあたり、社長室にオーディオシステムを置きたい。弊店のお勧めするヴィンテージスピーカーなどでシステムを提案してくれないか・・?と、ご担当の方からのご連絡。
それはもう、願ってもない「お任せください!色々あります!!」
ということでご提案したものの中から、選択されたのが、このJBL C40 Harknessでした。
ご提案したところ、「ハークネスって130Aウーファーがバックロードホーン型のエンクロージャーにマウントされて、乾いてタイトな低域は出るけれど、ローエンドというか低い方の音が構造的に量はあまり出ないと聴いたのですが、大丈夫でしょうか?」というご心配の声もいただきましたが、この個体なら全然心配ない!
一般的には上記の様な評価もありますが、弊店に入荷したこの個体は、ユニットはD130と075で、状態もピカ一。しかも米松のキャビネット響きが明るく、抜けがよく、聴感上、低域は申し分なく、どこに出しても素晴らしい個体。自信をもってお勧めしました。
因みに、この件は音が証明してくれることで、お納めした後、ご担当の方から「Roy Hargrove(ロイ・ハーグローヴ)のStrasburg/ St.Denisという曲で、下がブーミーになりすぎてPA泣かせな曲があるんですけど、このシステムで聴いたら低音の感じすっごく良かったんですよ!びっくりしました!」とのこと。
しかもこんなに広いスペースなので、開放的に鳴ってくれます。
それも、LINN MAJIK DSM1台で!
ネットワークプレーヤーはMAJIK DSM、CDプレーヤーはNuPrime CDP9、そしてレコードも鳴らされたいということで、elipson OMEGA100 Carbonを。
CD、データ、アナログを網羅されたシステムで、ガチガチのモニターライクでなく、人と音楽を楽しむためのシステム。
窓の方を向けば、原宿の空がどこまでも広がっているこのお部屋で、これから数多くのミュージシャンが夢と希望で胸を一杯にするのかもしれません。
アメリカのどこかで50年以上も時を経てきたHarknessが、これからそんな光景を見守っていくのかな・・と思うと、なんだかモノの運命って不思議だなと思うのでした。
(竹田)