
新富町の方へ向かう銀座のはしっこに、1冊の本だけを売る森岡書店というギャラリーがあります。
そちらで、弊店のウェブのトップ画像の写真を撮影して下さっている在本彌生さんの個展が、お盆期間中にありました。
以前も書きましたが、在本さんは私の前職の先輩で、在本さんはプロのフォトグラファーに、私はオーディオの道へ行き、再会してこの数年お仕事もする仲となりました。
彼女は、たくさんの本の撮影をしていますが、個人の写真集は10年前の「わたしの獣たち」以来。
今回はリトアニアを撮影した写真を1冊にまとめられました。
明後日26日発売だそうです。
「Lithuania, Lithuania, Lithuania!」
そこで、彼女の口から「ミカロユス・チュルリョーニス」という呪文のような名前が飛び出しました。
全く知らなかったんだけれど、リトアニアの画家で、クラシックの作曲家でもあるの。来年西洋美術館で展覧会があるんだよ、渡されたちらしは有元利夫を思わせるような不思議に暖かく、時が止まっているようないないような、静かな絵。見ればテンペラ画とあるので、もしかしたら影響を受けたルーツになる絵が近いところにある、とかそんなことかもしれません。
そして静かなピアノ曲や、管弦楽曲を作曲していて、配信サービスのQobuzでも「Ciurlionis」と打ち込むといくつか探すことができました。いくつか聴いたものは静かな瞑想曲のようなものでした。
絵と音楽の両方で自分の感覚を表現できるって素敵だなあ。
来年、上野の西洋美術館で展覧会が開催されるとのこと。これは観に行きたいですね。
(竹田)