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今月は、テーマというテーマではないのですが、
「今」聴いてほしい女性ボーカル特集。

DINAH WASHINGTON ダイナ・ワシントン
彼女の歌声は「シャウト!!」まさにこのジャケットの大きな口が象徴するようです。
そして、笑いあり、涙あり、とても感情豊かで、とても亡くなってから50年経っているとは思えない生命力にあふれた歌声です。
CRY ME A RIVERは最高!ジュリー・ロンドンのも大人の色香で素敵ですが、女性の私からするとダイナ・ワシントンの情感あふれるほうが好みでしょうか。
自他共に認める「ブルースの女王」は39歳と早逝でした。
LPではCRY ME A RIVERの入っている盤はまだ入手しておらず、この盤ではBewitched、他の盤でI’ve got you under my skinなどをお楽しみください。

Anita O’dey(アニタ・オデイ)
ハスキーボイスのアニタ。
この「This is Anita」は、スキャットが小気味いいハニーサックルローズや、Beautiful Loveなどスタンダードナンバーの名演がたくさん。
1枚通して全部いい、完成された名盤だと思います。
1919年生まれで、亡くなったのはつい最近。
亡くなったすぐ後に、アニタがベイシーでライブした時の録音がCD化されていました。
生前に「あれどうなった?」とアニタ自身から連絡があった・・・」と、ベイシーでお話しを伺ったことがあります。スゴイ・・・。
歌の調子は結構「てやんでぃ」系なものもたくさんありますが、真夏の夜のジャズで黒いワンピースに黒い帽子のファッショナブルで格好いいアニタを、ご存知の方も多いはず。
どちらもささやき系の消え入りそうな女性ボーカルではないのですが、今の時代これ聴いて元気出さなきゃ!!
どちらも店頭のLP12でお聴き頂けます♪

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