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日曜日は霞町音楽堂で、タケダイベントして参りました。日曜日の寒い夜にお集まりいただいた皆様には恐縮です。弊店のウェブやファイルウェブ、SNSをご覧いただいてご遠方からもいらしてくださいました。

終わって家に帰ったら背中がバキバキだったので、実はずっと緊張していだということを実感しました。昨年末からの荷物が一つおりました。(なので終わった後の日曜日のブログは何を書いているやら文章になっていませんでしたトホホ)

自分で言い出したとはいえ、振り返ってあの曲に導かれた音楽と対峙する時間は幸せでした。

選曲が良かったというお声をいただいたので、気をよくして曲目リストなどここに書き留めます。

これが評論家先生のイベントならば、バランス良く色々なジャンルのものがかかるのでしょうが、ワタクシめにとってのさまざまなキッカケ曲ということで、偏った曲目でありますこと、ご承知おきいただけましたら、、。

1曲目は、会を始める合図としてかけたエリントンとコルトレーンのアルバムから「In a sentimental mood」。

これをJBL C37Rhodesで。音楽に背中を押され、えーいやるしかないと壇上にあがりましてご挨拶。

サウンドクリエイトに入った経緯、そのあとオーディオも音楽も知らないもんだからお客様と話ができない、、ところへ常連のご年配のお客様が、お店にあるレコードやCDを手に取りながら「ベルリオーズの幻想なんか好きだなぁ。僕はね、クリュイタンスの盤なんかが好きですよ」と話しかけてくださったのが、印象的で、一生懸命それを聞いたのでした。もしかするとクラシック音楽の入り口はここだったかもしれない。

その時はまだオーディオの感動は体験していなくて、初めてオーディオに心を奪われた体験はあちこちで何度も書いていますが、JBL C40Harknessで鳴らされたエディット・ピアフのバラ色の人生。

これは弊店先輩スタッフの花木が、自分が聞こうとしてかけたもので、この少しあとLP12で初めて聴いたビル・エバンスのワルツ・フォー・デビーにハマったのも、LP12の良さに初めて気がついたのも、最初のころのこういうきっかけはいつも花木さんがかけたシステムや音楽でした。

それからオーディオがセッティングによって変わることを覚えて、いつもセッティングで聴いていたのはシナトラナンバー。調整に使っていた曲は、A man aloneとか、ptranger in the nightとか、Send in the clownsとか折々色々ありますが、この日かけたのは霞町の空間にピッタリなOne for my baby。これ中々好評でした。

自分のオーディオを買う時のきっかけになったバルバラの歌「ナントに雨が降る」、オーディオを持って聴く幅が広がっていき熱中したモーツァルトオペラ「魔笛」から「なんて美しい絵姿」。会の後、お客さまが、あらゆる音楽の中で一番素晴らしいと思っている音楽が「魔笛」と声をかけてくださって嬉しかった。

最後に下手なお話にお付き合いくださった皆様に、今日のことは「水に流して」と、エディット・ピアフを聴いていただきました。

ちなみに、次回霞町イベントは、2月10日の夜、「レ・ミゼラブル」を聴く会です!

(竹田)

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