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お休みいただき戻ってきたら、当然のこと仕事と納品が待っていました!
そんなこんなで、なかなか元気に働いております。
そして、そんなこんなで夜もそれなりにくたびれて、ブログ書かなきゃと思いつつ、家に帰ってPCに向かうもジッとこちらに向けられる視線・・・。

ルーヴル美術館の図録、表紙の「モナ・リザ」、絵葉書の中のフランス国王・フランソワ1世。
ヤン・ファン・エイクの聖母も俯きながら時々こちらを見るような・・。
全く気が散ってなりません。

そう、先日の渡欧目的の最大のトピックスは、初パリ・初ルーヴル!
10代前半から真面目に美術館通いしていたので、絵画はいまだに自分の中で占める割合が大きいのです。
その頃から図版などで眺めていたものを目の当たりにするというのは、ずっと聴いてきた音楽をライブで聴くのと同じようなもの。
しかも絵の場合は、演奏者による違いというのがなくて、そのものですから、これは泣けました。

そんなことを言っていますが、行こうかという段になって、ルーヴルに何があるんだっけ。とも思います。
モナ・リザやサモトラケのニケ、ミロのヴィーナスなどがある。
他にも山のようにあるだろうけれど・・と付け焼き刃に「はじめてのルーヴル」(中野京子著)をめくっては、え、あれもあるの、これもあるの・・という感じだったのですが、実際行ったら、振り向けば奴がいる・・みたいに、教科書や本で見たことあるのが片端からあって、名画の山。

その数・質たるや想像以上で、やはり聴くと見るとは大違いですねぇ。
帰ってきてからは、絵画熱が上がってきたので、高階秀爾 大先生(※)の本をあれこれ引っ張り出して、読み直します。
※美術評論家・美術史学者。それはそれは沢山の著書がありますが、
私のような3行読むと寝てしまう者にも、興味を惹かれてページをめくる内にあれ読んじゃった!もっと読みたい!と思わせる、小難しくない、だけど知識欲をそそる素晴らしい文章と考察。先生の文章はミステリーを読むようでさえあります。
(「歴史の中の女たち」「近代美術の巨匠たち」「名画を見る眼」「日本美術を見る眼」・・あげればきりがない。)

ルーヴルは、また必ず行くことにして、欲張らずに、まず見たかったものだけを見ることにしました。
他にはピカソ美術館とかオランジュリーとか。

ピカソ美術館が、また素敵で・・
こんな話し始めたら止まりませんので今日はこの辺で。
また、頭がそっちに行っちゃっているときに、こうしてここで発散するかもしれません!?
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・・フィギュアなんて馬鹿馬鹿しいと思っていたけれど、ついサモトラケのニケは買ってしまいました。
白すぎるのがちと難点。

いつだったか、青山二郎が、手に入れた骨董の茶碗の顔が良くないとかで、自分でグツグツ煮立てて、うっすら色付いて、よくなったとかなんとか読んだ気がするのですが(白洲正子の「いまなぜ青山二郎か」に書かれてたのだったかしら)、そのうちお茶で煮立てちゃおうかな。

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