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医者の不養生とはよく言ったもので、自宅のJBL アクエリアスがいつの日からか低音がボコボコ言い始めて、こりゃどうにかせねば‥と思っていたのがもうかれこれ半年前。
重い重ーい腰を上げて、工具片手に向き合いました。

そもそもどうやってユニットにアクセスしたらよいのよ・・。
な、造りのアクエリアスで、ネットには載っているものでして、とにかくトゥイーターLE20とラジアルホーンを留めているネジを外してみた。

六角ボルトのあたまがチョコンと出ていてよくわからないけれどこれ以外にネジはないので外してみます。いずれにしてもこの上部の帽子を外さないことにはウーファーのLE8Tにはたどり着けないのです。

手持ちのモンキースパナでは相当やりづらく、道具の大切さを痛感しながらも、長ーいボルトを外したら上にカパッと帽子が外れました。
現れましたよ、LE8T。
エッジに何か所も割れ目が入っています。
サウンドクリエイトで普段扱っているスピーカーはほぼほぼ60年代のもので、フィックスエッジだったり布エッジで、こういうことがないですが、1970年代に入るとウレタンなどを使ったエッジになり、このように劣化して穴があいてしまうのですよね。
かれこれ50年近く持っていたんだからいい方でしょう。

エッジ交換は修理に出すとして、ユニットを外したら配線がこんな風に。
「ウー喉が締まるー」というくらい結束バンドは、音を窮屈にします。
お店では配線確認するときに大体結束バンドや金属系の留め針は外してしまいます。
大らかさがそれだけでもずいぶん変わります。

誤ってケーブルを切らないように気を付けながらカットします。
この緑と黒の配線も長すぎるから、ユニットが戻ってきたら多少は切ろうかな。
短すぎるのも良くないので、塩梅を見ながら・・。

これをまた店に持っていくのが重いけれど、外せてまずはスッキリ。
エッジ交換をすると音が悪くなったという話も聴いたりしますが、内部配線も変えられるし、何せこの半年はボコボコだったのだから、きっと生き返ることでしょう。
楽しみ。

もう1日は、ヒューマントラストシネマで上映中の「Tokyo Melody Ryuichi Sakamoto」を観てきました。
1984年フランス人監督による当時の「東京の今」と坂本龍一のインタビューを1時間程度に収めたものめたもの。
このフィルム、倉庫に眠っていたようで当時以来の上映らしいです。
ビデオやDVDでも入手困難だったとかで観た人も少ないのでしょう。

私は教授の信奉者ではないし、ましてやファンとも言えない、好きな音楽がちょろちょろ・・の程度でしたが、このチラシを見て何かに突き動かされて映画館へ行ったら、とても感銘を受けました。
今から40年前の、そして32歳という若き坂本龍一が、ここ数年もやもやとしていたことを言語化していて、霧が晴れたようでした。

ここ最近観た映画の中で一番よかった。
なかなかオーディオ屋らしい休日の過ごしかた。
(竹田)

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