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カタログの隅に目をやると決まって「仕様、規格及び外観等は改善の為予告無く変更することがありますので、あらかじめご了承ください」と記載があります。
長きにわたり製品が存続すると大きなモデルチェンジの他、細かいマイナーチェンジが発生するのが、メーカーの常のようです。

今日、紹介するのはLINN SILVER PLUGS です。
さきほど気がついたのですが、これまた細かい変更で気にしなければわからない程度のことですが、検証してみます。

素材パーツは黄銅の削り出し金メッキ仕上げ、カラーは特殊ニッケル亜鉛メッキの仕上げで従来製のものとかわらず。

外観は少し小ぶりになり、縦に6本切り込みのある(エルカプラグと同じ)タイプになりました。そのためこれまでの接続でもエルカプラグほどではないにしてももう少し噛んでほしいと思っていたものがこれで解消です。
「カチィ」とXLRプラグのようにきまるのは気持ちいいものです。
(いかにもいい音がしそうではないですか。小さな発見、大きな喜びであります。)

いま手許にあるものは、カラーの溝にはなんとLINNの文字がみあたりません、今後の入荷のものはどうなるか不明ですが・・・。

もう一つわかったことですが、ケーブルの加工処理のしやすさです。
ワンピース構造のため熱伝導率が高くハンダのノリもよくなりました。ハンダの焼きの良し悪しが音にでるのであながち侮れません。

さて、気になる音ですが。
LINN MAJIK CDとMAJIK KONTOROLの間で接続。
ノラ・ジョーンズの新作「not too late」で聴き比べての感想です。
ボーカル定位はこれまで以上にビシィッときまり、低域のダラダラしたもたつき感もとれ全体に締まった音の印象です。
聴感上のSN感も向上のためか、瞬発的エネルギーの大きさからか、リアルなダイナミックさを兼ね備えてきけたのでした。
また、ケーブル自体のエージングも必要で全くの新品状態では音がちょっと一本調子になるので要注意です。
以上、ちょっと聴きの私的な感想ですのでご参考までに。
<写真左 :新Silver Plug >
(花木)

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