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今日「中秋の名月」、明日「満月」。

 

・・・常々月の満ち欠けに気を配っているわけではないのですが、「満月」とか、六曜の「大安」とか、良いことありそうなものに調子よく反応します。

でも、「仏滅」にも反応しますが・・・。

 

毎日の道しるべというか、おまじないというか、あみだくじというか。そんなところでしょうか。

星占いよりは信用できるような気がします。(とか何とか言って、肝心な時に忘れるが)

 

仏滅なら「今日は悪い日にならないように、いつもより気をつけよう。」と慎重になったり、大安だと「思い切ってやってしまえ!」と勢いづいたり、満月の日には何となく感傷的になったり、ロマンチストになったり・・・。ヘンなものです。

 

でもそんなふうにして、何かを手立てに自分を盛り上げたり、立ち止まったり、もしかしたら昔から皆そんなふうにしてきたかもしれないよねー、なんて。

 

話は変わりますが、学生の頃の恩師で、豪快な肝っ玉姉ちゃんのような先生がいます(母ちゃんというよりは、もう少し気が若かった、というか娘さんのような人)。

今の仕事になってから久々にお目にかかったら、全然変わっていなくて驚きましたが、50を超えても「まだまだ成長過程!」みたいな人で、「あたしも、あんた達教えてた時に比べると、ずいぶん色んな言い方ができるようになったなー」なんて言うんです。

 

「たとえば、6月の梅雨時期で、低気圧で『あーだるいなー、頭が重いなー』ッて思うでしょ。そういう時って生徒だってだるいし、みんな何となく憂鬱だったりするのよ。そんな時って問題が起きやすいから、『はーい、今日はうっとうしい雨で、先生も皆もだるいです。こういう日は嫌なことが起こりやすいので、今日の喧嘩は‘ぐー’でなく‘ぱー’でしましょう。』とかいうとね、教室の空気がスッと抜けるというか、晴れるのよね。問題も起きにくくなる。あんたたちの時はあーいうふうには出来なかったよねー」

と軽く言ってのけるわけです。

 

このヒトがオーディオのセッティングしたら、すごい音つくるだろうな・・・、なんて想像してしまいましたが、本当に言葉一つ、気分一つでいくらでも物事なんて変えられるんだな、とこの時につくづく思いました。

 

友達みたいな話し方をする先生ですが、生徒がバカにするようなことは絶対なかった。

多分先生が真剣に向き合ってたからでしょう。今も昔も素晴らしい先生。

私はこの先生に出会って、教職の道を目指したのでした。(挫折しましたが)

 

何だか、今日の満月を見ていたら、まんまるい目でコロコロしたその先生を思わず思い出して、つい自分の昔話を興じてしまいました。

暑いけど、秋なんですね、もう。
(竹田)

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