10月は芸術の秋~!
ということで、出がけまくり。
某水曜日>>>「デビッド・フォスター ライブ@国際フォーラム」
音楽プロデューサーで、ソングライターで、編曲家。
そして沢山のヒットソングを生みだしたヒットメーカー。
ライブに行って、どの曲聴いても聴いたことある、なんてこと果たしてあっただろうか・・・。
スペシャルゲストで松田聖子チャンが出てきて、「抱いて・・・」という曲を歌いました。
デビッドさんが作曲した歌なんだそうで、驚きです。何せ大学の頃カラオケでよく歌っていましたから・・・。
某月曜日>>>「ゴッホ展@新国立美術館」
先日のブログの通り。ちなみに、観賞の穴場(?)時間は、平日の夕方・・・。
某火曜日>>>「アーノンクール指揮 ウィーン・コンツェント・ムジクス バッハ ミサ曲@サントリーホール」
古楽も、古楽器演奏もほとんど初体験。
演奏の途中で自分が寝てしまうんじゃないか不安で仕方なかったですが、演奏が始まった途端不安は消え去りました。
素晴らしく美しい演奏だった!!
ソリストの声は空気に溶け合い、オーケストラの音は柔らかく繊細で、シルクの肌合い。
曲への理解はまだまだなきに等しいですが、古楽へ対する苦手意識はすっかり消え去りました。
そして、アーノンクールの81歳にたまげましたが、アーノンクールがその人生において丁寧に丁寧に積み重ねてきたものを今日聴くことが出来て、すごいことなんだなぁ、と深い感動を覚えました。
プログラムにあったインタビューも、それはそれは興味深いモノでした。
某水曜日>>>「ビージー・アデール JAZZ ピアノトリオコンサート@丸の内COTTON CLUB」
山野楽器がお勧めしている74歳のピアニスト「ビージー・アデール」。
当店でも、録音の良さと演奏のエレガントさに魅せられ、多数リッピング。
リファレンスにも使っておりました。
今回、初来日!とのことで行って参りました!!
こういう言い方はよくないかもしれないけど「フツーのおばちゃんだ・・・。」というのが第一印象。
でも74歳なのに「おばぁちゃん」ではなく「おばちゃん」と思わせたところがスゴイ・・・。
年を感じさせない雰囲気で、演奏が始まればしっかりしたタッチのピアノ。
そして、曲間で話す話しぶりもしっかりしていて慣れてる・・・。
なんだかステージ慣れしている貫禄を感じました。
コットンクラブは初めてだったのですが、雰囲気・料理共に思いのほかよかった!!
個人的には先日出かけたビルボードよりよかったナ・・・。
(写真はコットンクラブ)
某火曜日>>>「トム・フォード監督映画 シングルマン」
劇場で映画観たのは2月以来。
GUCCIのデザイナーだったトム・フォードの初監督ということで、各ファッション誌でもあちこちで取り上げられていました。
絵の構図から、ファッションから、インテリアから、ストーリーから、カメラワーク(というのか?)から、どれをとっても、「ナルホド」と思う一貫したセンスの良さが合って、総合的に完成度が高いと感じました。(エラそうなコメント・・・)特に役者の身のこなしには、結構注文付けているのでは?と思いました。
主役のコリン・ファースを「ステキ」(容姿ではなく、スタイル的な意味で)と感じたことはかつてなかったような・・・。そして、とりわけ「うまい」と感じたこともありませんでしたが、感情の波の表現がすごく良く出ていて、感情移入してしまいました。
すごく丁寧に作られた映画であることは確かです。
某日夜>>>「BAR TALISKERで、ウィスキー体験!!!」
これは・・・芸術的体験でした。お酒でこんなに衝撃だったのはかなり久々・・・。
「ウィスキーって薬っぽい」「まずい」、でもみんな好きということは「大人の飲み物だから子供にはわからない・・・?」と自分に言い聞かせて30年近く(生まれてから???)過ごしてきましたが、そんなの間違いでした。
何せウィスキーについてはど素人なので、大先輩のスタッフFさんに「こういうの」と頼んでもらい、出てきたそれは・・・。
何をチョイスして頂いたのか、あまりにびっくりして全部飛んでしまったので、詳しくはFさんまで・・・なのですが、口に含んだとたん味が七変化。ぷわーっと鼻に抜けて、キャラメルの味から始まり、次々と彩りを持って万華鏡のように味が変わる。
しかも、口にするたびに変わるんです。おぉー。
スタッフFのお酒ブログをこれからもっと真剣に読もう、と心に決めた夜でした。
・・・と、こんな1カ月を過ごし、お財布空っぽ・・・ですね。
でもこうした一期一会には変えられないんですよねぇ。
(竹田)