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先週末から様々なスピーカーが入れ替わり立ち代わりして、改めて間近で見ると、細部にわたって本当に色々な工夫がされていることに感心します。

例えば今日はユニット周りの造形に注目してみると・・・

PIEGAのコアキシャルリボンの周囲は、四つ角が谷折りになって、浅いながら深さをとっています。
これはホーンの効果を狙ったもの。
PIEGAのコアキシャルタイプがこのようになったのは、おそらくMasterLine Sourceがリリースされたあたりからで、以前はバッフルに平面に取り付けられていました。

YG Acoustiicsのツイーターの周りもホーン効果を狙ったもの。
アルミの削り出しのキャビネットに手が加えられ、均一に削られたホーンとキャビネットは一体型に。
>>>訂正:2021.10.6 
ホーンではなく、正しくはウェーブガイドでした。
これは、元々異なる外周の波形とツイーターの波形を調合させるためのものでした。
よーく見ると、細かいコルゲーションにもなっています。

もっと顕著にホーン効果を見られるものは、こちらのデンマークBORRESEN(バーゼン)。
新しいメーカーですが、以前ライド―アコースティクスを手掛けた人たちの製品。
Ansuzのケーブルや、AAVIKのアンプも同じ人たちによるもの。
これも結構キャビネットをえぐって深いホーンを作っています。
自社製のリボンツイーター。

弊店のみの取り扱いであるイタリアのGoldnote
これはツイーター周りは申し訳程度のくぼみですが、ミッドに関しては、グワッと、前髪あげちゃった逆リーゼントみたいなつくりに。
バッフルから天板に向かって、大きくキャビネットを掻きとっています。
どこにおいても定位が中央に来る、スゴイすぴーかーなのですが、こういうところに起因するのでしょうか。

Wilson AudioのSabrina Xと、Tune Tottも店頭に。
Wilsonの上位モデルには見られなかったこの放射状のギザギザ。
単なる拡散とも違いそうです。果たしてどんな効果が!?
ちなみに、Wilsonは多くのスピーカーがそうであるように、キャビネットの傾斜で各帯域の耳に届くタイミングをコントロールしていますが、ブックシェルフTune Tottは、別売りのアイソレーションスタンドなどと合わせると、更に色々傾斜の調整ができて環境や好みに合わせやすいのでは。

美音のMartenのツイーターに取り付けられるハチの巣状のカバーはディフューザーの役割を。
店で扱うヴィンテージで言うならGEの鉄仮面と同じような発想でしょう。
詳しい人によると、「ユニット自体が相当良い、相当自信がないとこの方法は使わない」のだとか。


YG Acoustics以外のスピーカーは今週お聞きいただけます。
(竹田)

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