弊店2階の電源とLANの接続図。
図の右側が並木通りに向いた窓側(パラゴン)で、左側が奥の部屋。
常に5システムが稼働中ですが、全ての電源は図の中央の分電盤に繋がり、またネットワークプレーヤーのLAN配線もすべて同じ場所に集中しています。
古い建物なので、むき出し配線ですが、建物の作り上電源とLANの配線を少しでも離したりして干渉がないようにしていますが、これだけのケーブルが各システムにLANと電源の2本ずつ行くので、影響は否めません。
その上、この張り巡らされたケーブルの中に、ヴィンテージのユニットや真空管のトランスなどがあるのですから、あちこちで磁界が出きたりもします。
どこかがおかしいと、全部悪くなる2階の試聴室は、悪くなり方が顕著なので、実験場としても使いではあります。
「正しい接続の勧め」などは、同じような環境(で、もっと悪かった)5丁目のサウンドクリエイトで生まれ、ここ三木ビルで発展しました。
例えば、これは弊店2階のオーディオ専用の分電盤。
すべて2芯で配線しているもので、そもそも2芯が良いとしたのも、2007年頃から色々やった末の結論。
5丁目の最初の頃は3芯にしていました。
ちなみに、後方の2か所はオープンで何も繋がっていないので、ここはブレーカーをオフにした方がよさそうなものに思われますが、
実際はよくなかった。音が平面的になってしまう。
(下の層は1つも使っていないので、ブレーカー全オフがよかった)
それから分電盤の左から3つが上の平面図でいうところの右側のシステム、4番目と5番目が左側の2システム(奥と小上がり)で、連続5ではなく、3-2で、間1個あけてみようとしたこともありますが、それは音が全体的にうるさくなる。
そんなこんななことをやっていて、お客様のご自宅では、オーディオが5つも6つも繋がって全部鳴らしていることは少ないと思うので、全く同じにする必要はないのですが、オーディオが繋がっている層のブレーカーはもしかすると全部ONにしていた方が良い可能性も。
また、ご新築やリフォームの場合は、LANと電源、HDMIケーブルはCD管をそれぞれ別にするなどの配慮もかなり効果が高いと思われます。
(竹田)