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年末LINN KLIMAX DS3をお求めいただいたお客様のお宅へ調整に。

AKURATE DS/Kからのアップグレードで、情報量がこれまでと異なり洪水のように出ているので、ラックを改めたりと、ある程度環境が整った上で、セッティング。

昨年末別のお客様で、KLIMAX EXAKT350をお持ちの方のネットワークまわり、ハブやAnsuzのLANケーブルを新調した際にもそうだったのですが、情報量が増えるのは絶対に良いのですが、増え過ぎた洪水のような情報はきちんと整理しないと、濁流になってしまって聴きたい音が埋もれてしまってることが多いです。

昨年秋にSonusfaberのストラディバリオマージュをお使いの方のお宅でも、お貸出しした、マッチングが良いはずのスピーカーケーブルが、イマイチという評価でお伺いしたところ、スピーカーの位置が前に横に5センチ以上変わりました。

こういう時は彫刻家ミケランジェロの気分で掘り当てる(ホント!?)!うまくいけば、、。

ちなみに、350の時は、スピーカーの位置の移動に限度があるため、アカウントオプティマイズの、理想ポジションと、実際ポジションの入力でほぼ解決。

今日は、インターネットに繋がっていない環境下のため、スピーカー位置や、スピーカー周りの環境で調整。

スピーカーの背面は作り付けの棚で、もう出てる出てる。棚の中になるべく本などを詰めて棚が太鼓にならないようにしたり、棚に共振を止めるゲルを貼ったり。しかしこのゲルマ塩梅が必要で、爪の先くらいのものを貼るくらい。大きく張ると振動が止まりすぎて「低音が減っちゃった」ということになります。

かなりいい線までいって、あとは何をやるべきか自問自答してる最中、Legatoの神様が降りてきました。(2018の記事

お客様のお宅では、オーディオ専用でテレビは開いていないのだけれど、スピーカーの間に大きな絵がかかっています。絵の下の部分が、スピーカーの一時反射と思えるあたりに当たっていて、おそらく邪魔してる。絵を吊るしている針金を目一杯下げたところ(本当はまだもう少し下げたいけれど)、情報量が増えました。この時点では、混濁から抜け出し、やや整い過ぎた感がありましたが、絵の位置が下に下がったことで、音場に高さが出て、広がりが出ました。少しスピーカーを前に出したところで、「これは同じシステム持っている人の中ではかなりなレベルの音が出てると思う」とお客様。

絵はもう少し下げたいのと、その高さで最終音が決まりそう。

最終といってもなかなか終わりのないオーディオだけれど、、。

ホッとして自宅でオーディオの火を入れて、音楽聴きながらご飯を食べて、はたと思いましたよ。

うちもじゃん、、、。

医者の不養生とはこのこと。しかし、今セッティングが楽しすぎる。

(竹田)

1 この絵の高さで音の出方はかなり変わる

2 の場所あたりが良いと思われるが、2-3センチでも音は違う

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