8月も少し暑さが和らいだかという日に、神戸に納品に行きました。
・・ら、暑かった!!
この日はAKUDORIK EXAKTスピーカーのご納品でした。
5月のゴールデンウィークに東京に遊びにいらした折に、久しぶりにご来店いただきました。
5丁目の店に行かれていたんだけど、引っ越されたんでしょう?
そういえば・・
「LINNがROONに対応したと聞いたんだけれど・・」とのご質問。
というのは、ROONで再生するのが楽しく、持っていたAKURATE DSMもここしばらく使っていなかった。
ROONに対応したなら、Katalyst基板も出たことだし、また使ってみようか・・
というようなお話しでした。
お帰り際に店のホームページをご案内したところ、次の日にまたご来店いただき、過去にさかのぼって弊店ブログをご覧頂いたとのこと、
「EXAKTサラウンドって!?」(EXAKTサラウンドの話題)
元々ご自宅でサラウンドも組まれているので、システムのシンプル化もすごく魅力!
ウィルソン・ベネッシュのArcで長いことお楽しみになられていましたが、それはちょっと考えてみようかな・・
と、改めてご試聴の日程を設けていただいたのでした。
店頭でご試聴されたのは梅雨のジメジメした時期でしたが、ROONでご自身の音源を再生され、
定位がすごいですねぇ。
ボーカルが素晴らしい・・・。
こんなにいいと思わなかったので、そんなに覚悟を決めてはこなかった。
また、改めて・・
と帰られ、ほどなくしてご注文いただき、8月の暑い日にご納品とあいなったのでした。
広々したお部屋で、実はスピーカーはもっと左右の距離は広げています。
左チャンネルのスピーカーの左手、フローリングに印がついているのが見えますでしょうか。
実際は、この印の位置でセッティングしたのですが、ご用意した電源タップが短かったため、後日タップをお送りするまで、左寄りに置いて聴いていただくことに。
・・ということは、ボーカルも左に寄っちゃうんじゃない?
普通はそうなのですが、LINN DSMの一機能、Space Optimiseでは、「Ideal Position(理想的な位置)(以下I/P)」と「Practical Position(実際の位置)(以下P/P)」という設定があり、
音質的には壁から離したい(I/P)けれど、実際は動線の邪魔になるから(P/P)という場合に、
まずは理想的な位置でセッティングしてその場所をI/Pに入力、その後、実際の位置をP/Pに入れると、アーラ不思議、理想的な位置の音に補正して出してくれるのです。
要は、ご納品の準備が完璧でなかったのを、Space Optimiseに助けてもらった・・と言うお話しなのですが・・。
ちなみに、電源ケーブルをお届けした後のお写真、お客様が送ってくださいました!↓
ところで、Katalyst・・LINNの新型DACですが、EXAKTスピーカーの場合は、スピーカー側にDACがユニットの数分搭載されます。AKUDORIKなら片側4つ。
それで、AKURATE DSM本体側では、Katalystのあり・なしは関係なくなるので、DSMにはKatalystは不要です。
その後のご感想をいただきました。
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全体的にきめ細やかな感じの音になって、ボーカルや映画のセリフの密度・定位が上がった感じで聞き取りやすくなりました!
録音の良くないソースはより悪く聞こえるようになりましたね…
以前のスピーカーは、良くも悪くもフワフワしていたので、うまくごまかしが効いていたのかも?
スピーカーのエイジングが進むのが楽しみです。
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エイジング、AKUDORIK EXAKTはなにせ、4つのアンプ4つのDACが搭載され、スピーカーの3Kアレイも中々しぶといので、3か月、半年ごとに、はっとするほど良くなります。 またご感想を伺うのが楽しみ。
お客様のお宅の上階から見た神戸港。
子供の頃によく訪れた神戸の街中は、震災後にずいぶん変わってしまっていたけれど、海と山に囲まれた大らかな神戸の空は、そのままでした。
(竹田)