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ギャッベのご納品です。

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昨年の晩夏にLINN EXAKT AKUDORIKをお納めし、初秋にラック、冬の手前にOle Wanscher(オーレ・バンシャー)のコロニアルチェアをご納品させて頂きました。

その後、冬の真っ只中にはご自身で壁の塗装もされ、パズルのピースをはめていくように居心地の良い空間を作り上げていかれたお客様。

響きが多く、お部屋がフローリングであるので、吸音アイテム、空間作りの両方の面からギャッベを強くお勧めしておりました笑。

なぜかというと、ギャッベを置くと音が良いのです!

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サウンドクリエイトでは、オーディオのルームチューニングをする際に、吸音は天然素材であることをお勧めしています。

来年で20年になる弊店は、実は密かに色々試していて、オーディオアクセサリーのアイテムは、もちろんよいものもありますが、その多くは一定の帯域のみに作用するものが多く、音の違いはわかりやすいものの美味しいところまで吸音してしまうというものがとても多くありました。

それで、弊店オリジナルのものはインシュレーターでもなんでも革などを使うのですが、吸音となるととりわけ天然素材のウールやカシミアがよく、その中でも生地のクオリティが大いに音に作用することも経験してきました。

絨毯も素材のいいものや、目の詰まったものなどがよく、今では、イランの羊の毛を使ったこのギャッベの最高グレードのものが「最もよい吸音!?」と思っています。

イランの羊の毛は、脂質が多く、そのため、夏に寝っころがっても気持ち良いくらいしっとりとしていて柔らかく、チクチクしたりすることがありません。

特にギャッベの中でも最高峰のものは、目が詰まっていて、手触りもより一層しなやか。草木染めの手織りで完全に天然物なので、感触が全然違うのです。

これが音にも影響するのは不思議なようで、当たり前にも思えます。

そんなこんなで、じっくり吟味したもので空間を作ってこられたお客様に、モノとして、音としてギャッベをお勧めしたのはこれまでの流れからして当然というもの。

ややもすれば、強引なお勧めであったかもしれませんが、お客様も興味を持ってくださり、先日のFARHADIANのギャッベの展示会へも足をお運びいただきました。

展示会で3、4枚選ばれたものをお待ちして、置いてみて最終的に決められたのが写真のもの。

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お伺いの前は、もう少し派手な色のものや、ギャッベらしい小さい柄のものが合っているように思っていましたが、実際置いてみると、どれも良いけれどこちらのお部屋には、この、少し写実的な柄(今期からの新しいタイプ)のギャッベがとびぬけて素敵。

置いてみると、柄の奥行き感とモノ自体の奥行き感があい重なって、空間的な広がりが立ち上がってきます。

描かれた「命の木」がそうさせるのか、眺めていると生命力というか、土地の空気というか、このギャッベがものすごく生きて有機的な存在になってきて、ラックや椅子、オーディオ、音と手を繋いで、空間がより暖かく懐の深いものへと変貌していきます。

ギャッベを一枚置くだけで充足感や幸せな感じがしてくるのは、自宅でも実証済みでしたが、こちらでも。

お客様もこのシンプルながら奥深いギャッベの柄に「ストーリーを感じる」と言って愛でていらっしゃいました。

飽きのこない感じがするのは、単調でない手織りの織り柄に、妙にワビサビを感じさせるからかも!?

広大な空と大地、そこに在る生命の木、その景色に偉大さ、親しみ、畏れ、美しさ、愛しさ…織り手の女たちのそうしたシンプルな感情がそこに入っているから、だからこんな風に色々なことを感じるのかもしれません。

追記 6月24、25日はたくさんのギャッベをご用意して、どんな風に作られるのか、柄にどんな意味があるのかなど、ギャッベを体験して頂くイベントもご用意しています!

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