サウンドクリエイトにて、必須アイテムとなっているNuForceの逆起電力フィルター“MAJIC CUBE”。
これはまさにマジックアイテム!!!
これを使用する際、MAJIC CUBEとスピーカー、MAJIC CUBEとアンプ間それぞれにスピーカーケーブルが必要となります。
MAJIC CUBEとアンプ間は今までお使いのスピーカーケーブルでOKですが、MAJIC CUBEとスピーカー間の1m弱のスピーカーケーブルが追加で必要となります。
そこでサウンドクリエイトでは、MAJIC CUBEとスピーカー間のケーブルを変えることでどのくらい音が変わるのか実験しました。
また、今回新たに展示機で使用するスピーカーケーブルを決めよう!ということでプチオーディションを開催しました。
システムは ====================
プレーヤーアンプ LINN MAJIK DS-I
スピーカー LINN MAJIK 140
NuForce MAJIC CUBEを使用。
MAJIC CUBEとアンプ間のスピーカーケーブルはLINN K400シングル仕様
試聴したスピーカーケーブルは、メーカーさんのご厚意により下記4機種を用意しました。
SILTEC CLASSIC 220L 2m/pair ¥174,300
オランダのケーブル専業ブランド。
SILTECH はハイテク冶金学に基づき、純銀結晶間のすき間に他の不純物の代わりに金原子を埋め込む特殊な冶金技術を用いたSilver=Gold 導体が特徴。純銀+金特有のリッチでなめらかな音色が特徴。
SILTEKの中ではエントリークラスのCLASSIC 220Lを試聴。
Clystal Cable CLYSTALSPEAK Micro 2m/pair ¥325,500
ClystalCableはSILTECの兄弟ブランド。
SILTEK同様のSilver=Gold 導体が特徴。さらに絶縁体にカプトンを採用。
SILTEKのノウハウはそのままに、スマートかつ細身の導体に似合わないエネルギッシュな音が持ち味。
こちらもエントリークラスのCLYSTALSPEAK Microを試聴。
NORDOST BLUE HEAVEN LS 2m/pair ¥74,550
NORDOST RED DAWN LS 2m/pair ¥107,100
NORDOSTはNASAの宇宙開発技術を基にテフロンの圧延加工技術により作られたフラットラインケーブルの新製品を試聴。
銀メッキを施した、6N単線導体で絶縁体はテフロン。撚線構造では付帯音の発生が避けられないとのポリシーにより全て単線導体を採用のブランド。
一見、見た目通りの薄っぺらい音がしそうだが、音の存在感が有り、バランスの良い音色が特徴。
同ブランドにて、エントリーとミドルクラスを試聴。
【試聴結果】
SLTEC CLASSIC 220L
音はどっしりと重ため、帯域バランスは中低域寄り。
高域は透き通っているが、低域は下方向へ沈みこむ感じで重ため。
サウンドステージはあまり広くないが、中低域厚めで、JAZZ、ROCKなど良さそう
ボーカルは柔らかくなめらか。口が少し大きいがセッティングで変えられるレベル。
ベースの低域の量感、厚みこれが一番でした。
Clystal Cable CLYSTALSPEAK Micro
キメが細やかで、音の粒立ちがある。
帯域はほぼフラットだが、中高域に煌めきがあり、全体的に華やかな印象。
サウンドステージは、横方向に広い。
音圧が高くエネルギー感は、これが一番。Silver=Gold 導体+カプトンが効いているかも。
NORDOST BLUE HEAVEN LS
REDに比べると音が丸いが、クリアでナチュラルな感じが好印象。
今回試聴中最も低価格ながら、かなり頑張りました。
NORDOST RED DAWN LS
サウンドステージ広く、スピーカーの外側まで音が広がる。
音の層が厚くなり、ボーカル厚みが出る。奥行きが出る。
空気感があって、楽器の質感もよく、帯域バランスも◎。情報量多く、クリアでナチュラルでとても聴きやすい。
低域の駆動はこれが一番!
という結果。
MAJIC CUBEとスピーカー間のケーブルでお好みの音色へ自由自在に変更できて、各ケーブルの特徴がよく出た試聴でした。
コストのバランスも考え、当店では今回、NORDOST RED DAWN LS 1m/pair ¥80,850の展示が決定となりました。