ラーメンとカレー。
どちらも日本に定着した元をただせば外国料理の食文化。
個人的に、ラーメンとカレー、どっちが好きかと言えば、悩みに悩みます。
どちらが好きかは、さておいて、外食で食べるとなると圧倒的にラーメンを食べる機会が多いです。
ラーメンはブームなどもあり外食産業としてラーメン店はカレー店の5倍から6倍ほどになるそうなので、今日のお昼、何食べようかな?と考えて歩いていると、必ず現れるのがラーメン店になります。
深夜営業をしているお店も多く、飲んだ後に締めで一杯、なんてこともあります。
日本全国におけるラーメン店の数は35000件ほどに昇るそうです。
2013年の外食産業の総売上高は23兆円ほどになり、その中でも「飲食店」と属される、ファミリーレストランや中華料理店、そば・うどん店などなどの売上高は50%以上占める、12兆円になるそうです。
ここ数十年で急成長した外食産業に思いますが、日本における外食産業の歴史は古く遡れば1600年代になります。
江戸時代に登場した「奈良茶飯屋」や「蕎麦屋」が始まりのようです。
その後、交通インフラの発達に伴い、各地の街道沿いには「一膳飯屋」が登場しました。
このような形態は明治期以降も引き継がれましたが、ほとんどの外食店舗は個人経営店であり、産業と呼べるような状況ではなかったそうです。
日本の外食産業がスタートしたのは、米国で発達したチェーンレストランの発想と仕組みが日本に紹介された1970 年代以降になります。
その後、ファミリーレストラン、ファーストフード店とともに数々のラーメン店やカレー店もチェーン店として登場してきました。
話がそれましたが、それほど日本人に愛され定着したラーメンとカレーです。
そんなラーメンとカレー。
最近食べたのがこちらです。
銀座の老舗「共楽」の中華そば、信州 松本の「たくま」のカツカレー。
共楽は1956年に創業された銀座の老舗。
高校を卒業して東京に上京したばかりの頃、食べた記憶があります、もう20年以上前のことです。
たくま は1970年ほどに創業され、高校時代に良く通ったとんかつ&カレー店です。
初めて たくま でカツカレーを食べたのは両親に連れて行ってもらった小学生だったと思います、これまた30年以上前のことです。
昔懐かしい中華そばに青春時代を思い出すカツカレー。
個人経営店の良さと皆に愛されるが故でしょう。
時代は変われど味は変わっていませんでした。
三浦 祐士