先日音楽のお話でしたので、今日は最近読んだ本について。
クラシック初心者と先日申しましたが、初心者になくてはならないのが入門書です。
買いました買いました、「クラシック」や「100選」と名の付くものは。大抵買いました。
本の山と私の知識が正比例しないことを腹立だしく思いましたが、2、3ページ横文字の羅列を眺めるうち自然と瞼が落ちてくるのでいたし方ありません。
その内本屋さんで手にはとっても会計まで進むことがなくなっていた今日この頃でした。
それでも無意識的に探していた矢先、新書ではめずらしく著者名に「宮城谷昌光」という名が目に飛び込んでまいりました。
「三国志」や「奇貸居くべし」など古代中国の歴史小説を書かれていることは知っていましたが、この新書のタイトルは「クラシック千夜一曲」。
内容は、有名なクラシックの10曲が選ばれ、演奏の評と共に紹介されているものです。こう書くと他の入門書と変わりないように聞こえますが、面白いのです。
宮城谷さんのそれぞれの音楽との出会いや、作曲家について曲について様々なことが語られ、その上で何枚か演奏の異なるCDの紹介があり、宮城谷さんの批評が書かれているのですが、明解で入門書としてはもちろん、読み物として大変面白い本でした。
ちなみに私の本はドッグイヤーだらけでボロボロになってしまいました。(竹田)
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