先日TANNOY の中でも超レアなユニット15インチモニターシルバーが入荷してきました。1953年発出から1958年頃まで生産されたと聞いています。
このユニットをサウンドクリエイトオリジナルAutographキャビネットにマウントしての調整を始めていきます。
まずはユニットをマウントし再度にネットワークを取り付けた状態で鳴らしてます。ところがわずかながら片側のチャンネルが歪んで聴こえてきます。
原因は何かと探っていくとどうもユニット本体ではなくネットワークに問題があることが判明。
ネットワークの箱を中を覗いてみます。
各接点のハンダの浮きなどはないのですが、一部だんご気味のハンダ処理をやり直し。配線の取り回しとそれに伴う接触部のあたり部分を少し変更して改善していきます。
まず入出力ケーブルの入口付近、真鍮製のクリップでケーブルを固定しているのですが、これを皮を使いテンションのかからないようソフトに固定しています。また金属部とケーブルが当たる部分にも革で直接触れるのを防いでいます。
些細なことですが、歪みはもとより全体に静けさが増した分、音に深みがでてきました。
当然のごとく左右ともに同じ仕様に変更したことは言うまでもありません。
調整はさらに続いていきます・・・・。
(花木)