オーディオ歴45年以上のお客様のお宅へ。
お納めしたのはOCTAVEV70SEでした。
長らく名機マランツ7と真空管アンプで聴いていらっしゃいましたが、この度アンプのご相談を頂いた際、一推し!とOCTAVEをお勧め。
店頭で聴かれ「弦楽器の質感が柔らかで、素晴らしい!力の出し具合の素晴らしいアンプ」とお気に召され、1ヶ月半お待ち頂いた後、昨日のご納品とあいなったのでした。
スピーカーは、エレクトロボイスとFOSTEXの小型、それから御来店の度に店頭で鳴っていたのが気に入られ導入されたDavone Mojo。
3つを切り替えてお聴きになられます。
2年前にご導入頂いたLP12にはSAECのアーム。
これをOCTAVE V70SEのPhonoに直接接続してアナログとCDを聴かれます。
たくさんのCDやレコードの中から、選ばれたのは、
オーディオ評論家として高名な菅野沖彦先生が録音された宮沢明子さんのピアノや、38歳という若さで亡くなった山路芳久さんのドニゼッティのオペラから「人知れぬ涙」(日本人とは思えない深いいい声!)、美空ひばりの「越後獅子の唄」・・・などを聴かせて頂きました。
K様はカメラ歴も長く、ご年配にしてご自身でカメラの機材を背負い、山へ谷へ出かけられます。
(航空写真も撮られるとか!)
そのどれもが、見ているこちらが浄化されるような清涼感のある写真。
それも、自然の強さや大らかさ、暖かさ厳しさを内包したものでした。
K様の音はまさにそんな音。
OCTAVE繋いですぐなのに不思議なことですが、今までそこで鳴っていたかのような馴染みよう。
ご自身では、「以前より聴こえない音がたくさんあるし、これは力のあるアンプだね。これは凄い」
と、今日は朝の5時から聞かれているとか。
たくさんのレコードやCD、これから全部聴き直して頂かないと!