先日はKEF ReferenceⅢのご納品でした。
夜景の綺麗なお宅にお引越しされ、一つ一つ家具やオーディオシステムを吟味され、最後のピースがこのKEF Reference Ⅲでした。
バーチカルツイン(仮装同軸)の方式で、中央にKEFの代表的なテクノロジーであるUniQドライバーを配し、実際のユニットの大きさ以上のダイナミックな再生が可能。
LINNのかつてのスピーカーにも同様の方式でNINKAがありましたが人気モデルでした。
日本の住環境で、サイズ感は重要ファクターですが、かといって音質やダイナミックさは落としたくない。
そんな多くのワガママ(!?)な耳をお持ちのユーザー向けに、各社色々考えていスピーカーを作っているのです。
例えばPIEGAやMAGICOならアルミのキャビで堅牢さ剛性を確保し内容積をアップ、LINNのアイソバリック方式は特許が切れた後は他社スピーカーでも使われますが、20センチくらいのユニットのタンデム駆動で倍の低音の豊かさをゲット、Brodmannは楽器の作りにヒントを得て吸音材を使わずキャビネットに施されたスリットで低音の出方の調整をする、などなど。涙ぐましい努力。
脱線しました。お客様のシステム構築は、Katalyst DACが搭載されより再生能力が上がったLINN AKURATE DSMにマッキントッシュのパワーアンプMC152。ターンテーブルはelipson OMEGA100の赤いモデルを。
KEFのUniQのブルー、スピーカーのキャビネットのホワイト、elipsonとテーブルの赤、ソファのパープル、などなど、絶妙なカラーリングで、不思議な統一感。
この日お客様ご自身、ブルーのTシャツに白いジーンズでKEFのスピーカーと同じカラーリング。図らずもとのことで、不思議なシンクロです。
こんな夜景をバックにさぞや気持ちの良い音楽空間と思っていましたが、後日いらして頂いたお客様の第一声が「あまりに素晴らしくて、、、」とのこと。
何の説明も要らない、オーディオ機器にとって極上の褒め言葉。
後記 余談ですが、このスピーカーはLINN EXAKTにも対応しているんですよ!
(竹田)