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先日、お客様よりご招待頂きましたピアノとベースのJAZZのコンサートに行って参りました。

その時演奏されていたピアノはウィーンのベーゼンドルファー。
全くピアノに詳しくない私は、スピーカーのベーゼンドルファーの生まれが有名ピアノメーカーであることも最近知ったような状態で、(ピアノの)ベーゼンドルファーを見るのも音を聴くのも、今回が初めてでした。

最初は特にピアノの音色には留意して演奏を聴いていなかったのですが、同行していた先輩スタッフに、ベーゼンドルファーは音の立ち上がりがあまり良くないのが特徴で、高音のキラキラとした音は出ないが、ねばりのある中低域が素晴らしく、深い音のするピアノなんだよ。と教わり、注意して聴いてみると確かに特徴がありました。

このことが印象に残り、その後少しだけ調べてみましたが、それぞれ個性があり、同じピアノなのに作り方までが違っていました。

例えば、有名なスタインウェイはベーゼンドルファーとは対局的で、高音の伸びが良く、華やかで音量も豊富で大きなホール等向きのピアノだそうです。
日本ではあまり知られていないようですが、世界で最も素晴らしいピアノの一つと言われているドイツのシュタイングレーバーというピアノは、ダイナミックレンジがとても広く、大津波の様なフォルテッシモや、囁く様なピアニッシモまで自由自在に操ることが出来、2000人のホールでも響くような豊富な音量がでるピアノなのだそうです。

・・・あれ、気付けばなんだかオーディオの話をしているみたいですね。

そうなんです、私が感じたのはスピーカーもピアノと同じく楽器なんだな、ということ。
昔のピアノは鍵盤を叩く鉄琴の部分を皮で巻いていたそうです。(現在はフェルトですが)。
これも私達が毎日お店で音を調節する為にアンプの下に皮を敷いてみたり、壁にフェルトを貼ってみたりすることと原理は似ているようです。

以外とピアノの中を開けてみたら、音に良いヒントが隠されているのかもしれないですね。

上手く話しがまとまっておりませんが、これからコンサートなど行く時には、巧みな演奏や曲目を楽しむと共にピアノの音色の違いを聴いてみるという楽しみも増えそうです。

(田中)

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