さて、先日(10月18日)の続き、私のクラシック遍歴パート2です。
グレン・グールドで第1次マイブームを迎え、シュタルケル、その他ピアノやヴァイオリンの器楽曲にはまった第2次マイブーム。
その後、第2次マイブームが落ち着いた頃、新しいものを聴きたいと、お店のスタッフや取引先のクラシックマニアの方、お客様と、様々な人に質問してはCDを買いあさる日々。
また、その頃お店でたまたまお客様から大量にLPを下取りしたため、中古のクラシックが数多く販売され、その中からこれまたスタッフや取引先、お客様にアドバイスを頂いて(公私混同もいいところ・・・)何が何だか良く分からずにとにかく買い集めまくった日々でした。
その頃のCD・LPの中には、ドヴォルザークの「新世界」(チェロ:デュプレ)、ブルッフの「ヴァイオリン協奏曲」(ヴァイオリン:チョン・キョンファ)、ブラームス「ヴァイオリンソナタ」(デュメイ&ピリス)など。エルガー「チェロ協奏曲」(チェロ:デュプレ、指揮:バレンボイム)もこの大量に仕入れた中に含まれていました。
しかしながら、買ったはいいけれど、あまりにいっぺんに買いすぎたために、どこから手を付けたらよいものやら・・・ちょこっと聴いては眠くなり・・・を繰り返し、やがてCDラックのこやしとなってゆきました。
さて、そんなある日コンサートの誘いがあり、今まで聴いたことのなかったブルックナーを聴くことに。
ブルックナー「交響曲第7番」、習作も含め11曲ある交響曲の中でも親しみやすさがあって人気の衰えないという作品。クラシックのコンサートは大学以来ということもあり、出かける前にCDを借り予習して挑んだコンサート。
コンサート会場では、失礼極まりないことに、第一楽章が始まるなりしばらくたつと瞼が重くなってゆき、眠気に勝てず安眠。
しかし、第3楽章の盛り上がりで何かから呼ばれるように急に目が覚めます。
そこから最終楽章までは眠かったのが嘘のように、どんどん曲に引き込まれていき・・・。
最後は本当に心から感動して、大きな拍手を送ったのでした。
そして、私のコンサート通いは始まります。
これが言わずもがな「第3次クラシックマイブーム」だったのです。
その後は、それぞれ天才ほにゃららと言われる、マルティン・シュタットフェルト(ドイツ人、20代半ば、ピアニスト、ハンサム、グールドの再来と言う人も)や、ヒラリー・ハーン(アメリカ人、20代半ば、ヴァイオリニスト、美人)といった同年代の若手演奏家の成長を見ていきたい!と思ったり、よく聴かれる演奏を生で聴きたい!と思ったり、などとにかく自分としては、また今まで全く行っていなかった割りに、コンサートへよく出かけるようになりました。
さてさて、これが今年の2月に始まった話。
しかし、先はまだまだ続く・・・。のでした。
(竹田)