ノルウェーの森(Norwegian Wood)。
ビートルズの1965年のアルバム「RUBBER SOUL」に収録されている言わずと知れた名曲です。
「Norwegian Wood」が何を意味するかについては諸説であるとの事。
ジョンレノンが書いた詩は「Isn’t It Good,knowing She Would?」(彼女にその気があると分かるのはステキじゃないか?)でしたが、言葉遊びにより「Norwegian Wood」に変えたものでタイトル自体に深い意味はないと言われております。
先日の「めぐり逢い」でご紹介させて頂きましたご夫婦のお客さまがオーディオを始めたきっかけとなった作家の村上 春樹さん。
その代表作に同じ「ノルウェイの森」があります。
村上 春樹さんの知人がパーティーの席で、ジョージ・ハリスンから、ビートルズの「ノルウェーの森」のタイトルの由来を耳打ちされたという一説もあります。
村上 春樹さんの「ノルウェイの森」は、主人公ワタナベ トオルがハンブルク空港に着陸しようとする飛行機の中で不意に流れた、ビートルズの「ノルウェーの森」よって人生の過程で失った多くのものを思い出していく物語です。
そして最近、私のお気に入りの女性ボーカリスト。
ノルウェー出身のInger Marie Gundersen(インガー・マリエ・グンデルセン)。
2004年にノルウェーのインディーズレーベルKULTLからデビューしたInger Marieは日本では全く無名な存在でしたが、某輸入CDショップの店頭にInger MarieのCDが並ぶと、瞬く間にヒットを記録しました。
デビューアルバムの「Make this moment」では深みのあるバラードを連発しており、特に「let it be me」、「Will you still love me tomorrow」といった名曲を何とも悲しげに、また色っぽく、凛とした歌声で歌っております。
インディーズレーベルで成功を収めたInger Marieの最新作(セカンドアルバム)が「BY MYSELF」。
こちらは日本版のみでの発売の予定だそうです。
U2の「One」、ジェイムステーラーの「Don’t Let Me Be Tonight」といった名曲を、デビューアルバムと同様に、味わい深く、Inger Marieの声の魅力と表現力の豊かさ思う存分楽しめるアルバムだと思います。
この作品の中で、私が特に好きな曲は「I Will」。
1968年のビートルズのナンバーなのです。
「ノルウェーの森」にInger Marieの歌声が響くのを想像すると・・・
これから、ノルウェーに注目していきたいところです。
(三浦)