最近、インテリアショップに行っても、デパートの小物売り場へ行っても、普通の目線では見られなくなってしまいました。
ひだがあったり、穴が開いてたり、ゴムで出来ていたり、革でできていたりすると、拡散するかな吸音するかな、変な響きがのらないかな、などなど。皆さんはこの気持ち分かってくださいますよね。
そんな私が、先日からはまりにはまってしまったこと。
皆様だけにお話します。学生時代の友人には理解してもらえなさそうなので・・・。
この間、家のサブシステムに手を加えようと、電源タップをお店で作ったところ、ケーブルの線がいうことをきかず、無理やりネジ締めしても側面に隙間が空いてしまうことに腹を立てていました。
見るまでは気にしないのに、気がつくと気になってしまうA型は「ここ鳴っちゃうんだろうな・・・。よくなかろうなぁ・・・。」と、タップとにらめっこしていたのですが、はたと思いつき、タップの淵(上と下の合わさるところ)に両面テープで人工スェードを貼ってみました。(添付写真参照)
・・・貼りながら、LP12の組立ての時のことを思い出したりして。
TRAMPOLIN(LP12底板)と本体をつけるときに、4つ角をネジ締めするのみ(部品同士の接点、特にネジ留めなどは少ない方がよいと考えるため)なので、淵の部分はピッチリとは留められてはいません。アナログは、低音がバンバン出ますからハウリングマージンとるのも大変だったりするのに、こんな隙間良くなさそうですよね。
従来のLP12は、本体と底板の淵が当たる部分に、薄いフェルトを張ってあります。
これもきっと変な響きがのらないような気遣いなのでしょう。
なるほど、原理を知ると段々見えてきますね。楽しい!!!
さてそれからすると、今やっているタップの淵にも良いことが起こりそうな予感・・・。
ちなみに、中にも貼りたかったのですが、コンセント部に触って火事になると危ないとのこと、やめておきます。
やっているうちに、ここはあそこは?と気になります。
とにかく、電気的なことやメカニックな難しいことは出来ませんから、自分が出来そうなことから。
「変な響きがのる」(=ノイズ)
「すべる」「動く」
これらのことは、私でも避けられることです。
上記に書いたように、電源タップの鳴きを押さえるために、スェードテープを張りました。
スピーカーや機器はもちろん滑ったり動いたりすることないように、スパイクを刺してあったり、ゴム足を履かせてあります。
では、目下注目の電源タップは?・・・フローリングの上で滑る滑る。真央ちゃんさながら、スケートしています。
プラスチックやアルミ製のタップだと、フローリングだけでなく絨毯の上でも滑ります。
なので、タップの裏に滑りにくそうな革(本革スウェードの裏側)を貼ってみました。
上から動かしてみると、初めのように簡単に滑って動くことがありません。「いいんじゃないの!?」
さて、気になる成果は・・・?
皆様、是非お手元の電源タップに手を加えてみることをお勧めします。
ちなみに、「あせりは禁物」。タップと革が馴染むまで慣らし運転しながら少し待ってください。
第一音から期待した私は、始めは「無駄だった・・・」とがっかりしましたが、無駄じゃなかった!グングン変わってゆきます。(オーディオには無駄な苦労なんて多分ないんですけどね・・・。)
ちなみに、改めてお伝えすると、これは「改造」というようなややっこしいものではありません。ごくシンプルに「鳴きをとめるため」のこと。
多分どのお宅でも嬉しい結果が生まれることと、・・・願います。
(竹田)