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先日、オーディオ評論家の小林 貢先生をお迎えして、「録音の現場から究極の再生へ」を
テーマにイベントを開催いたしました。
2部構成でのイベントで、第一部「アナログ/デジタル・マスター音源を聴く」、第二部「希少・高音質アナログソフトを聴く」と小林 貢先生自らご持参頂きました、マスターテープやアナログなどなど、普段皆様がお耳出来ない、数々のソフトを用いてのイベントとなりました。
イベントにお越し頂きました多くの皆様、有り難うございました。
良い体験をしていただきましたでしょうか?

小林 貢先生はオーディオ評論家のみならず、録音の現場でも長くご活躍されており、オーディオのお話というよりは、録音のお話をたくさんして頂きました。

そもそも録音とは、一般的に空気の粗密波を何らかの形に変換して、電気的・光学的、または物理的な構造を媒体として記録する事をいいます。
録音の歴史は、皆様もご存知かと思いますが、1877年にトーマス・エジソンが円柱形アナログレコードを開発した事に始まりました。1857年にエドアード・レオン・スコットによるフォノトグラフと呼ばれる装置もあったそうですが、フォノト・グラフは音声を波形図に変換する地震計のようなもので、音声を再生することは出来なかったそうです。
実はフランス人シャルル・クロスが、円盤を使ったほぼ同機構の録音装置に関する論文を、エジソンが録音装置発表の約四ヶ月前に発表していたそうです。
ただ、実際に利用できる実物を完成させたのがエジソンが先であった。
その為、「録音装置の発明はエジソン」といわれているそうです。

それから、約一世紀近くアナログレコードが続き1938年にドイツで磁気テープが開発され、1963年にはオランダのフィリップス社が磁気テープをカートリッジ化したコンパクトカセットを発表し一般の録音記録需要で利用されるようになっていきました。
そして磁気テープとレコードの時代を激変させたのが皆様が今、最も馴染み深いCD(コンパクトディスクの発表でありました。
ご存知の通り、1979年フィリップス社とソニーの共同開発により開発されました。
日本ではソニーが1982年に発売し、その4年後の1986年には販売枚数でCDがアナログを追い越すことになりました。

今では私たちに一番馴染み深い、そして欠かす事が出来ないモノとなっております。

しかし、先日の小林 貢先生に聴かせて頂いた、
「ELIC CLAPTON」の1987年、イングランド・バーミンガムでのライブを収録したマスターテープの中の“LAYLA”には思わず鳥肌が・・・
フィル・コリンズがゲスト出演した豪華な演奏です。

先日のイベントでは、この“LAYLA”は再生しておりません。
小林 貢先生のご好意により、実は店頭にお貸し出し頂きました。
聴いてみたいと思う皆様、是非、是非、この機会に。
これは聴く価値ありますよ。

(三浦)

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