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皆様、突然ですが“LINN”の名前の由来をご存知ですか?
1972年、音楽好きの一人の青年(アイバー・ティーフェンブル)が、もっと、もっと良い音楽を聴きたいという想いから、父親の旋盤工場の技術をふんだんに使い、アナログプレーヤーLINN SONDEK LP12を完成いたしました。
その、旋盤工場の隣に、LINN オールドファクトリーを建設し、SONDEK LP12をはじめ、
数々のオーディオ製品を世の中に送り出していきました。

その青年、(アイバー・ティーフェンブル)が自社ブランドで社名にもつけた名前が“LINN”。
実はこのオールドファクトリーがある地区を、スコットランド、グラスゴーのLINN地区と言います。
東京で言いますと「中野」とか「三軒茶屋」とか、その様な感じでしょうか。
(なぜ、社名をそのLINN地区から取ったのかは、まだ調べてはおりません。)

その、オールドファクトリー(写真左)で工場長らしき人物が、ベニー。(写真右)
なぜ、ヤンキースの帽子をかぶっているかは別として、私が2年前、LINN ファクトリーツアーに言った際、とにかくこのベニーさん、一つ一つ本当に丁寧に説明をしてくださいました。
英語が全くといっていいほど解らない私にも、その、製品の製作過程や拘り、想い、そして、製品に対する姿勢がしっかりと伝わってまいりました。
後で思ったのですが、このベニーさん、オールドファクトリーの工場長であるということは、LINNの歴史を知り、オールドファクトリーが建設された当時からLINN製品の「モノづくり」に携わっていたのではと。

このベニーさんが、ファクトリーツアーで一番説明を長くしてくれたのが、確かにLP12のターンテーブルだったことは今でも忘れず、ベニーさんの声に一番力が入っていた事は間違えなく、そしてLINN SONDEK LP12に対するベニーさんの凛とした姿勢が脳裏に焼きついています。

なぜか、日本語でも“凛”という言葉があり、「きりりとひきしまって勇ましい」などの意味です。
LINNの製品に対する“姿勢”と何故か繋がるのではと思う今日この頃です。

三浦

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