ドイツ―質実剛健。ちょっとクレイジー。そのアンバランスさがドイツ人の魅力のような気も・・・。大きな人が多い。
フランス―「わく」がない。気取っている。結婚に不向き。フランスをスノッブに感じる自分がどこかひねているのか?とも思う。
イタリア―陽気。明るい。責任感なし。商売っ気有り。めちゃくちゃなのに、根は真面目。
本気で怒らせるけど、本気で愛せる人たち。母の強い国。
中国―手先が器用。体が柔らかい。つまり何でも出来る?油断ならない。どこにでもいる。
ファミリーの意識が強い。
ロシア―質素。酒好き。駄洒落好き。寒い国でエンターテイメントに乏しいからだろうか。
何もないところでも楽しく過ごすのが上手ということ?
イギリス― 一見真面目。まともに見えてとてもクレイジー。それが彼らの常識なので、クレイジーとさえ思っていない。冷静。可愛げない。論理攻め。確固たる自信。彼らの作るものに間違いはない(多分)。雨が多いせいか眉間にしわを寄せた顔のイメージが強い。美味しいものに恵まれてたら、眉間にしわが寄っていなかったのかな?
アメリカ―明るさの裏にどこか根暗な部分をもっている。歴史が短いので、のし上がり根性が強すぎるのか?とも思う。世の中は正義と悪者で出来ていると考えるため、行間の読みが浅い。両極端で短絡思考。なので、話題をたくさん提供してくれる。ちなみに、こんなことばかり言っている自分が根暗なんじゃないかとも思う。
さて、上記は29年の浅い人生の中で、見たもの聞いたもの出かけた場所の印象から、私が勝手に感じている「お国柄」です。一目でどこが好きでどこが好きでないかわかってしまいます。
ちなみにこの中で、出かけた場所はイタリアのみなので、「いい加減なこと言うな」という意見が飛んできそうですが、島崎藤村の「フランスへ行きたしと思えど、フランスはあまりに遠し」という有名な一節が残されている時代にも、聞いた話や見たものからああだこうだ推測して話していたと思いますので、少し目を瞑っていただいて好き勝手に言ってる「たわごと」くらいに思っていただければ・・・。
でも、当たり前の話ですが「お国柄」って本当にありますよね。
以前「NO MAN’S LAND」というボスニア・ヘルツェゴビナ紛争時のボスニアとセルビアの中間地帯にある「NO MAN’S LAND」という場所を舞台にした映画を見たことがあります。
内容は笑える内容でないのですが、シニカルでユーモラスな描き方に、緊迫した状況の中不謹慎にも噴出してしまう場面がいくつもあって、映画の終わりにはその「おかしさ」がなんとも言えない形で浮かび上がってきたのを思い出します。種類は違いますが、「ライフ イズ ビューティフル」の鑑賞後と同じく、綯い交ぜな気分になった映画でした。
その映画の中でドイツ兵やフランス兵が登場し、それぞれその「お国柄」を披露する場面があります。この映画の中で一番ホッとする場面ですが、私あるいは私たち日本人が一般的に「お国柄」と考える行動とほとんどぶれがないのです。ボスニア・ヘルツェゴビナ生まれの監督にも同じように各国の国柄は映っているようです。
やはり、色濃い「お国柄」ってあるものなのでしょう。
日本の「お国柄」・・・勤勉?オタク?外から入ってきたものを自分のものに取り入れるのが得意。集中力があるということ?・・・自分のことほどわからないものですね。
(竹田)