Legato EYES

秋晴れで気持ちのよい今日。

外を眺めていると、並木通りの街路樹の下にさす光が夏とは違った眩しさで、まるで音楽が降りてくるようです。
ほら、どこかからフィッシャー・ディスカウの声が・・・。
あ、そうだった。店だった。
PIEGAから聞こえてきていたんだった。
・・・という前置きはさておき、聞こえてきたのはディスカウの歌うシューベルト「冬の旅」中の第5番「菩提樹」。
「ぼだいじゅねー。季節ってあるのかなー」
とインターネットで調べてみると、
セイヨウシナノキ、リンデンバウム・・・などと書かれています。
リンデン・・・ってどこかで聞いた名前。
おぉ!Legatoの前に立つ、並木通りの木の名前
この木、どうやら菩提樹のお仲間のようです。
菩提樹は大木というイメージがあったので、気がつきませんでした。
そうして見てみると、CDのシューベルトのほうにも「Der Lindenbaum」とあります。
意識してみないと、本当に何も見えてないんだから!
ディスカウの菩提樹になんとなく親近感を覚えてよくかけていたのは、もしかしたらお店の前の彼女が聞きたかったからかもしれません。
ちなみに曲も詩も美しいのですが、ミュラーの詩の和訳を見ると、菩提樹のもっている暖かい雰囲気とはちょっと違う話のようで、含蓄のある内容なのかも。
「冬の旅」の中の一篇ですものね。
インターネットで、シューベルト/Der Lindenbaum/歌詞・・・で調べると、面白い記事がありました。
ディスカウの「菩提樹」もYoutubeで。
すごい時代ですね。

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